あさひのケアマネ ブログ

ケアマネ試験合格の道へ

自己覚知の重要性とは?ケアマネ試験2022 問題19 指定居宅介護支援基準第13条

【編集後記】自己覚知の重要性とは?

***********************************

ケアマネ試験2022

問題19 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準第13条の具体的取扱方針のうち、介護支援専門員に係るものとして正しいものはどれか。3つ選べ。

 

  1. 利用者の心身又は家族の状況等に応じ、継続的かつ計画的に指定居宅サービス等の利用が行われるようにしなければならない。
  2. その地域における指定居宅サービス事業者等に関するサービスの内容利用料等の情報を適正に利用者又はその家族に対して提供するものとする。
  3. 居宅サービス計画の原案の内容について利用者やその家族に対して説明し、口頭利用者の同意を得るものとする。
  4. 作成した居宅サービス計画は、利用者から求めがなければ、利用者に交付しなくてもよい。
  5. 介護保険施設等から退院又は退所しようとする要介護者から依頼があった場合には、あらかじめ、居宅サービス計画の作成等の援助を行うものとする。

解答【1・2・5】

指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準第13条の具体的取扱方針とは下記の通りあります。

 

(指定居宅介護支援の具体的取扱方針)

十三条 指定居宅介護支援の方針は、第一条の二に規定する基本方針及び前条に規定する基本取扱方針に基づき、次に掲げるところによるものとする。

三,介護支援専門員は、居宅サービス計画の作成に当たっては、利用者の自立した日常生活の支援を効果的に行うため、利用者の心身又は家族の状況等に応じ、継続的かつ計画的に指定居宅サービス等の利用が行われるようにしなければならない。

五,介護支援専門員は、居宅サービス計画の作成の開始に当たっては、利用者によるサービスの選択に資するよう、当該地域における指定居宅サービス事業者等に関するサービスの内容、利用料等の情報を適正に利用者又はその家族に対して提供するものとする。

十八,介護支援専門員は、介護保険施設等から退院又は退所しようとする要介護者から依頼があった場合には、居宅における生活へ円滑に移行できるよう、あらかじめ、居宅サービス計画の作成等の援助を行うものとする。

 

1…〇 (指定居宅介護支援の具体的取扱方針)十三条 に規定されています。

2…〇 (指定居宅介護支援の具体的取扱方針)十三条 に規定されています。

3…× 居宅サービス計画の原案の内容について利用者やその家族に対して説明に対して、口頭だけではいけません。担当者会議を開催し、しっかりと文書にて説明同意と利用者本人に交付です。

4…× 作成した居宅サービス計画は,利用者から求めがなくても、文書にて説明同意と利用者本人に交付、しねければなりません。これは必ずです。

5…〇 (指定居宅介護支援の具体的取扱方針)十三条 十八 に規定されています。

 

解説は以上です。

 

***********************************

【編集後記】自己覚知

今、読んでいるケアマネに本についてご紹介します。

 

ケアマネさんや相談援助の方には為になるかと思いますよ!

 

ケアマネジャーが自分自身の価値観やバイアスに気づくことの重要性


「自己覚知」については、  援助職者が自分自身の持つ価値・倫理、 バイアス (偏見)を自覚し、その自覚を判断の際に使っていける力を意味します。

 

私たちは、
他者を理解しようとするとき、

 

少なからず自分自身の経験や物の見方に左右されます。

 

「あのような経験は二度としたくない」 「あんな考え方はいやだ」

 

「このようになりたい」 「こんな風な暮らし方をしたい」

といった考えをみんなが、持っています。

 

 

また、人それぞれ食事の支度・掃除・洗濯・人との約束の果たし方

 

そして我慢の程度等々において異なる基準を、持っています。

 

このような個々の特質によって、

他者をどのように理解するか、

他者の暮らし方をどの程度受け入れるのかが変わってきます。

 

そのため、「自分自身を知る」ということは、

対人援助職として、より良い仕事ができるかどうかの基本となります。

 

自分が持っている基準や価値観、バイアスにはなかなか気づけないものです。

 

対人援助の仕事をしているからといって、

このようなものからまったく自由になれるとは限りません。

 

大切なことは、自分の価値観やバイアスを自覚しつつ、

 

かかわっているクライアントに対して自分が抱く感情をしっかりと

認識して仕事をしていくことだそうです。

 

この「自分を知ること (自己覚知)」が基本とされています。

 

自己覚知は、何かを1回やってみれば終わりというものでもありません。

生涯続く、自分探しの長い旅のようなものなのです。

 

仕事の質を高めるためにも、

自身の生活の質を高めるためにも、

 

折に触れて、自分は何者であるのか、考えていきましょう。

 

おしつけにならない援助をしていきたいですね。

 

あさひ

 

ws.formzu.net