【編集後記】心の断捨離!
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ケアマネ試験2022
問題31 次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
- 味覚は、舌や口蓋等にある味蕾が刺激されて起こる。
- 誤嚥とは、飲食物や唾液、胃の内容物が気管内に入ることをいう。
- 薬のPTP包装シート(プラスチックにアルミなどを貼り付けたもの)を誤って飲み込んだ場合、排泄されるため心配はない。
- 認知症と口腔環境とは、無関係である。
- 口腔内・口腔周囲を動かすことは、オーラルフレイル予防につながる。
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問題31 解答 【1・2・5 】
1…適切。 人が感じる味覚は、味蕾(みらい)という味細胞(みさいぼう)が集まった器官で味を感じ取り、神経細胞を介して脳に伝達されて「甘い」「苦い」などと味を判断します。人の味蕾は舌の上だけではなく、口腔内の軟口蓋(上あごの後方)や咽頭部、食道にも広く分布しているため、飲み込むときにも味を感じているといえます。
2…適切。 唾液や食べ物を飲み込むときに、誤って気管に入ってしまうことを誤嚥といいます。 通常は気管に食べ物などが入ってしまった場合、むせることで気管から異物を排出する反射機能が働きます。
ちなみに誤嚥性肺炎とは、この機能が鈍ることで排出できなかった異物が肺に入ったままになってしまい、肺の中で炎症が起こることをいう。
3…適切でない。まずPTP(press through pack)包装シートとは薬を包装する方法の1つで、錠剤やカプセルをプラスチックとアルミで挟んだシート状のものです。プラスチック部分を強く押す事でアルミが破け、中の薬が1錠ずつ取り出される仕組みになっている。
PTP包装シートは切り離すと角が非常に鋭利になり、誤飲した場合は喉や内臓を傷つけやすく、部位によっては手術を必要とするほどで、細心の注意が必要です。また、飲み込んでしまったPTP包装シートはX線を透過してしまうため発見しづらく、重症化しやすいといわれています。
4…適切でない。 認知症と口腔環境とは、無関係ではありません。認知症の方こそ、判断能力の低下や、順序立てながら物事を進めていくことが難しくなるので、口腔ケアが理解できなくなる事があります。介入する必要性は十分にあります。
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5…適切。口腔内が清潔であり、動かすことができる状態に保つことはオーラルフレイル(口腔の衰え)予防の一つです。口腔体操のように口腔内・口腔周囲を動かすことは、口腔機能を維持・向上させます。
解説は以上です。
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【編集後記】心の断捨離!
モノも感情も「手放す」 ことが大事!
モノにも愛着があり、モノに思いを感じて捨てきれず、
結果、どんどん溜まってしまうということもよくあります。
その対処としてはやはり、 「手放す」 ということを意識していく必要があります。
モノを捨てられないということに対しては、 「断捨離」といういい考え方がありますね。
この断捨離を意識的に実践していくのが、大事な習慣だと思います。
なぜか断捨離をすると、気持ちもすっきりしている事もあります。
私は、ごみ捨ての日に今日はここの部分を断捨離!!と、物を手放していますよ。
「思い」 というものも、同じように基本的には溜まっていくものです。
今この瞬間に感じた自分の思いも、 やがて過去のものになります。
それをずっと溜めておくと、
過去のものに縛られるということになってしまいます。
感情というのは大切な機能ではありますが、 それをずっと溜めて自分のカ
ラダのなかに縛ったまま置いておくと、
それはやはり体に悪さをし始めます。
「感情の毒素」というようなものです。
「怒った! ポイ」
「ムッとした!ポイ」
「腹が立った!ポイ」
「イライラ! ポイ」
すぐ捨てると決めたら、それ以上は増殖しません。
とてもいい方法です。
どうしようもなく止められない感情の時、誰でもありますが、意識しておくと気持ちがすっきりするかもしれません。
是非、試してみて下さい。
あさひ