【編集後記】主治医意見書の取り扱い
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ケアマネ試験2016-16
問題 要介護認定に係る主治医意見書における「医学的管理の必要性」の項目として正しいものはどれか。3つ選べ。
1 訪問薬剤管理指導
2 訪問保清指導
3 訪問栄養食事指導
4 訪問歯科衛生指導
5 訪問飲水管理指導
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解答1・3・4
医学的管理の必要性は、訪問診療、訪問薬剤管理指導、訪問栄養食事指導、訪問看護、看護職員の訪問による相談・支援、訪問歯科診療、訪問リハビリテーション、短期入所療養介護、訪問歯科衛生指導、通所リハビリテーション、その他の医療系サービス。
条例によっては介護医療院など増えている項目もあります。一度目を通しておくと良いかもしれません。
1…○ 解説の通りです。
2…× 項目に含まれていません。
3…○ 解説の通りです。
4…○ 解説の通りです。
5…× 項目に含まれていません。
訪問保清指導、訪問飲水管理指導はありません。
ちなみに主治医意見書は、大きく見ると5つのカテゴリから成っています。
【1:傷病に関する意見】【2:特別な医療】【3:心身の状態に関する意見】【4:生活機能とサービスに関する意見】【5:特記すべき事項】
医学的管理の必要性が入っている個所はこの【4:生活機能とサービスに関する意見】にあります。
解説は以上です。
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【編集後記】主治医意見書の取り扱い
主治医意見書はケアマネジャーは個人情報を扱う仕事です。
仕事をする中でも、重要書類として扱っています。
ケアマネが主治医意見書や認定調査情報を取りよせる時は、個人情報の申請書を提出し、担当の利用者様の契約書を役所に提示もしくはコピーを添付して、もらいます。(条例では契約書がいらないところもあるかと思いますが)
個人情報はどれも大切で万が一、他人に情報を流出されてしまったら取り返しのつかないことになります。
主治医意見書はとても重要な個人情報の書類です。
それは勝手に家族や本人にも主治医意見書は見せてはいけないということです。
介護保険の申請の際には個人情報の同意の欄があります。
その個人情報同意欄に利用者や家族がサインをすると、介護保険の認定調査の情報と主治医意見書をケアマネジャーが取得できます。
本人の個人情報なんだから、本人に見せたっていいんじゃない?
と思うかもしれませんが、それは大間違いです。
主治医意見書には主治医からの病状の所見が書かれています。本人に告知されていない病気のことが書いてあるかもしれません。
自分が知らない病気の状況を主治医意見書で知ることになったら、治療の妨げになり命に係わる問題になるかもしれません。
また、認知症の自覚がない人に認知症の診断が書いてある主治医意見書を見せてしまったら、怒ったり、ショックを受けてしまうかもしれません。
さらに主治医意見書に書いてある診断名に納得いかない場合、主治医との信頼関係が壊れてしまう可能性もあります。
ケアマネジャーは場合によって家族や本人が知らない個人情報を知ってしまう場合があります。
取り扱いには十分気をつけていきます。
あさひ
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