【編集後記】昨日よりも今日、今日よりも明日
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問題 指定居宅介護支援におけるサービス担当者会議について適切なものはどれか。3つ選べ。
1 家庭内暴力がある場合には,必ずしも利用者や家族の参加を求めるものではない。
2 開催の日程調整を行ったが,サービス担当者の事由により参加が得られなかったときは,サービス担当者への照会等により意見を求めることができる。
3 末期の悪性腫瘍の利用者について,日常生活上の障害が1か月以内に出現すると主治の医師が判断した場合には,その助言を得た上で,サービス担当者への照会等により意見を求めることができる。
4 サービス担当者会議の記録は,要介護認定の有効期間に合わせて最長3年間保存しなけれぱならない。
5 要介護更新認定の結果,要介護状態区分に変更がなかった場合には,サービス担当者会議を開催する必要はない。
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2020-22
解答1・2・3
1…○ 家庭内暴力で利用者と家族の同席が困難、又は危険が生じかねない場合は同席しなくてもいいという解釈です。
利用者やその家族の参加が望ましくない場合(家庭内暴力等)には、必ずしも参加を求めるものではないことに留意されたい。とされています。
2…○ 開催の日程調整を行ったが、サービス担当者の事由により参加が得られなかったときは、サービス担当者への照会等により意見を求めることができます。
3…○ 末期がんの利用者は容体の頻繁な変化が想定されます。その変化に基づき、サービス内容の変更も頻繁に起こり得ます。この場合、主治の医師(歯科医も含む)の意見を勘案して必要と認める場合、その他やむを得ない場合は計画変更のたびにサービス担当者会議を開催するのではなく、サービス担当者に対する照会等で意見を求めることができます。
4…× 居宅介護支援の記録の保存は完結の日から2年です。以下、条文の通りです。第二十九条 指定居宅介護支援事業者は、従業者、設備、備品及び会計に関する諸記録を整備しておかなければならない。
2 指定居宅介護支援事業者は、利用者に対する指定居宅介護支援の提供に関する次の各号に掲げる記録を整備し、その完結の日から2年間保存しなければならないとされています。
5…× 要介護更新認定の結果、要介護状態区分に変更がなかった場合でも、サービス担当者会議を開催する必要はあります。サービス担当者会議を開催するパターンは4つです。
①計画作成時
②計画変更時
③更新認定時
④区分変更時
以下、条文通りです。介護支援専門員は、次に掲げる場合においては、サービス担当者会議の開催により、居宅サービス計画の変更の必要性について、担当者から、専門的な見地からの意見を求めるものとする。ただし、やむを得ない理由がある場合については、担当者に対する照会等により意見を求めることができるものとすることになっています。
解説は以上です。
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【編集後記】昨日よりも今日、今日よりも明日
一流の人は昨日の自分を超えることをめざす
二流の人にとって、勝利とは他人に勝つことを意味する。
一流の人にとって、勝利とは昨日の自分を超えることを意味する。彼らは他人より優れていたいという欲求を超越し、自分をもっと磨くことに意識を向ける。
一流の人は
「昨日よりも今日、今日よりも明日もっとよくなろう」という哲学で生きている。
彼らにとって勝利とは、職業人として、さらに人間として、たえず成長し、進化を遂げ
ることだ。
「一流の人は勝利を内面の問題とみなす。だから他人に勝つことではなく、自分の最もいい部分を引き出すことに意識を向ける。つまり勝利とは、今までの自分を超えることである。」ビル・ゴーブ(アメリカの講演家)
※他人に勝ちたいという欲求を捨てて、自分をひたすら磨くことに意識を向けよう。
一流のひとに学ぶ 自分の磨き方 より