【編集後記】メタ認知×セルフモニタリング
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問題 居宅サービス計画の作成について適切なものはどれか。2つ選べ。
1 地域におけるサービス提供体制にかかわらず、利⽤者が希望するサービスを最優先に位 置付ける。
2 地域の住⺠による⾃発的な活動によるサービスは含めない。
3 ⽣活全般の解決すべき課題を記載する。
4 被保険者証に認定審査会意⾒の記載がある場合には、これに沿って作成する。
5 利⽤者の選択を求めることなく、同⼀事業主体が提供する複数のサービスのみを組み合 わせる。
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2021-21
解答3・4
1…× 利用者が希望するサービスを計画に位置付けることはもちろん重要です。いくらサービスの提供体制が整っていても、それを使いたいひとがいなければ、それもまた意味はありません。一方の都合だけでは決められません。
2…× 地域住民の自発的な活動はインフォーマルサポートといいます。ケアプランにはフォーマルサービス、インフォーマルサポート、いずれも位置づけることが重要です。
3…○ 居宅サービス計画の目的は、自立した日常生活の支援です。生活全体を見て、解決すべき課題を記載していきます。
4…○ 有識者の集まりである介護認定審査会が、その専門的見地から、認定に際しての意見の事項が被保険者証に記載されていた場合、その内容に沿ってケアプランを立てる意識と姿勢がケアマネには求められます。
5…× 利用者への情報提供、説明抜きに、同一事業者による“抱き込み”をすることはよろしくありません。同一法人の事業所の利用割合が80%を超過した場合に、全員の居宅介護支援費を200点減算するものとされています。
解説は以上です。
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【編集後記】メタ認知×セルフモニタリング
メタ認知とは、自分自身や物事に対して高次的に観察することを指します。
メタ認知はビジネスシーンで求められることが増えてきており、ビジネスマンに必須の能力だといえるでしょう。
メタ認知能力が低い人は感情に流されがちです。
そのため、感情的な行動をとりやすい傾向にあります。
例えば、些細なことにでも怒ってしまったり、非効率的な長話を延々としてしまったりする人は、メタ認知の低い人である可能性が高いです。
また、メタ認知能力の低い人は柔軟な発想ができません。
メタ認知能力の高い人は主観と客観を使い分けるのが上手なようです。
主観と客観を使い分けることができていると言えるでしょう。
また、苦手なことに対して問題解決のために熟考できる人も、
メタ認知能力が高いと言えます。
主観(感情)に流されることなく、客観的な立ち位置で物事に取り組めます。
さらに、メタ認知で自分を客観視できる人は、自分の長所と短所を見極めることが可能です。
メタ認知能力を高めることの1つとして、一つご紹介します。
それは
『セルフモニタリング』
セルフモニタリングとは自分自身を観察するという意味です。
「自分は何をして、何を考えている?」という問いを立てることで、客観的に自分自身を観察していくトレーニングとなっています。
自分の「今の状況」「思考」「気分」「行動」「体の反応」を観察するのがポイントです。
- 今の状況:課題を作成中
- 思考:できれば午前中に終わらせたい
- 気分:急な仕事が入りストレスを感じている
- 行動:電話対応をしながら、指で延々とキーボードを叩いている
- 体の反応:いつもと比べて睡眠不足だからか、それとも椅子に座り続けているからか、肩が少し重い
こう自分を分析することで、
自分がいまどのような状況かを認識するので、成果につながっていく様子や、
行動を継続できていること具体化され、
さらなる行動継続への動機づけにつながります。
他にもマインドフルネス、瞑想なども自分自身をみつめる事ができますよ。
あさひ
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