【編集後記】転職してから
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問題 検査について,より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 高齢者のBMI(Body Mass Index)は脊椎の変形や圧迫骨折により,本来の値
より小さくなる。
2 血清アルプミンは,高齢者の長期にわたる栄養状態をみるために有用な指標であ
る。
3 AST(GOT)は,肝臓の疾病以外の原因でも上昇する。
4 糖尿病の指標であるヘモグロビンAlcは,検査前1~2時間の血糖レベルを反
映している。
5 CRP(C反応性たんぱく質)は,感染症以外に,悪性腫瘍や膠原病でも高値にな
ることがある。
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2016-28
解答2・3・5
1…× BMIは、体格指数のことになります。体重と身長の相関関係によって、肥満度を表します。「BMI=体重/身長2乗」これが公式です。体重を身長の2乗で割ります。この値が25以上であれば肥満、18.5未満であれば痩せ型、その間であれば標準と見ます。脊椎の変形や圧迫骨折などによって脊椎の軟骨がすり減ると身長は低くなります。身長が低くなるということは、BMI公式の分母が小さくなるということですから、結果の値は大きくなります。ということで、この設問は×です。
2…○ アルブミンというのはタンパク質の一種です。肝臓で作られます。これは食事から摂るアミノ酸の量と比例しますので、アルブミンが不足しているということは栄養状態が悪いというふうに見ることができるわけです。栄養状態の指標となります。
3…○ ASTというのはトランスキナーゼという酵素になります。カラダに必要なアミノ酸を作り出している酵素の一種です。肝細胞や心筋細胞のなかに多く存在します。なので、肝臓や心臓の細胞が破壊されてしまうと、血液中に流れ出し、この値は上昇します。ウィルス性肝炎、アルコール性肝炎、肝硬変、心筋梗塞、こういった肝臓や心臓の疾患で高値を示します。
4…× ヘモグロビンA1cというのは、ブドウ糖とくっついているヘモグロビンの値です。糖尿病の指標として使われます。血液中に余分なブドウ糖があると、赤血球のなかにあるタンパク質の一種であるヘモグロビンと結合します。血液中にある赤血球は、産生されたばかりのもの、2ヶ月ほど経ったもの、寿命間近なものなど色々なものが混ざっています。なので2ヶ月前の血糖レベルと見るわけです。これがヘモグロビンA1cです。実際にはもう少し幅を持たせますので、1~2ヶ月前の血糖レベルを測定する指標となっています。
5…○ CRPというのはタンパク質の一種です。炎症や細胞組織の破壊が起きると血液中に増加します。それで異常を察知するという検査値の一つです。リウマチや膠原病、気管支炎、膀胱炎などの炎症でも出ますし、心筋梗塞やがん、肉腫などの組織破壊を伴う疾患でも出ます。
解説は以上です。
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【編集後記】転職してから
転職してから2日経ちましたよ。
新しい職場ね。
ケアマネが8人もいる特定事業所。
でね、
昔の旅館を改装している建物なのです。
それが海の絶景がものすごいのです。
1階には通所もあるのですけどね、
利用者さんはこの絶景を楽しみにされているそう
海の音。
海の景色。
最高です。
心も穏やかになる…気がしますね。
まあ…
実際のところは
事業所や包括へのご挨拶へと
日々追われているのですけどね。
前からの利用者さんの引継ぎで
届出書、契約、情報入力、アセスメント、原案作成、・・・
退職して、担当のケアマネが変わらなくくても、事業所が
変更すれば
プロセスに添って行われる。
すごいね~
この業務がこなせるのか
不安でたまりません。
でもまあ
焦ってもしょうがないですね。
ゆっくり確実に。
がんばりましょう~!!
あさひ