【編集後記】失敗は改善の機会
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問題 検査について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 血清グロブリンは、栄養状態をみる指標として最も有用である。
2 脊椎の圧迫骨折で身長が低くなると、BMI(Body Mass Index)は、骨折前と比較して高くなる。
3 血中尿素窒素(BUN)は、肥満の程度を示す。
4 24時間心電図(ホルター心電図)の検査中は、臥床している必要がある。
5 C反応性たんぱく質(CRP)は、感染症で高値になることが多い。
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2019-37
解答2・5
1…× 栄養状態の指標といえば、①体重(BMI)、②血清アルブミン値、③上腕三頭筋皮下脂肪厚、です。
2…○ BMI値は、体重kg÷(身長m×身長m)で求めます。18.5以下でやせ、25以上で肥満です。脊椎の圧迫骨折で身長が低くなると、割る数が小さくなります。割る数が小さくなれば答えは大きくなりますから、身長が低くなると、BMI値は大きくなります。
3…× 血中尿素窒素は、体の中の老廃物の一つです。この値は、腎機能の指標に用いられます。腎臓は、身体に必要なものと必要でないものとを仕分けるフィルター機能の臓器です。腎臓の機能が低下すると、必要でない老廃物を体外に出せなくなる、必要な栄養(タンパク質など)を出してしまうという状態に陥ります。腎機能の指標といえば、クレアチニン値と尿素窒素です。これらの血中の値が高いと腎機能低下を疑います。
4…× 24時間心電図(ホルター心電図)検査は、日常生活をしている時の心電図を計測します。なので、臥床している必要はありません。
5…○ C反応性たんぱく(CRP)の値は、炎症と組織崩壊で高値を示します。感染症やガン、関節リウマチ、膠原病、心筋梗塞でも高値になります。
解説は以上です。
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【編集後記】失敗は改善の機会
「私は失敗したことがない。ただ1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」
という言葉をエジソンは残していますが、
私たちが生きているこの世界の文明は、先人たちが積み重ねた試行錯誤の賜物です。
昨日は娘の通っている小学校より電話がありました。
水筒のふたを開けっぱなしになっており、
図書館の借りた本や教科書が使えないほど濡れてしまいました。
…と。
図書館で借りた本は弁償です…。
教科書もそのまま使ってもらうか、どうしようもない再購入です。
とほほ・・・
娘はこぼした事に、どうしてか、事細かく説明しています。
ふたをしっかり閉じなかった事で、こぼれてしまったのだと。
そう、サーモスの水筒です。
閉めたつもりだったのでしょう。
子どもの失敗を心配先回りして障害物を取り除いたり
失敗から守ろうとしたりする親は
「ヘリコプターペアレント」と呼ばれ、
子どもを無気力にしてしまうことがあるそうです。
少し考えてもらうのです。
答えは
「最後のロックが必要」と考えたようです。
うんうん。そうそう!
「失敗は一見遠回りに見えるが、
そこから答えを模索していくやり方のほうが、
どんな場合にも柔軟に対応できる本物の力が身につく」
と言う事です。
「失敗=改善の機会」と理解させる
失敗を「改善の機会」ととらえられる人は、
失敗してもあきらめずに粘り強く挑戦を続けられるといっています。
子どもを才能や結果で評価せず、
「もっと失敗しない方法はあったかな?」
といった声かけをすると、子どもは自分なりに改善点を考え、もっと努力するのです。
「正解」ではなく、
失敗するまでの「道筋」を思い起こし、
「なぜ自分は失敗したのか」と考えることが必要なのです。
自分にも必要な事だなと。
ただ失敗するだけでなく、失敗しない対策を考える。
子供から学んだ日でした。
あさひ
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