あさひのケアマネ ブログ

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【認知症になっても】ケアマネ試験:認知症

ケアマネのあさひです。今日のコラム「認知症ケアについて」

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問題:

認知症について、より適切なものはどれか。3つ選べ。​

1 パーソン・センタード・ケア(PCC)は、介護者の効率を優先し、薬物療法等の医療を中心とした認知症のケアである。​
2 初期では基本的ADLは保たれるが、中期には基本的ADLに支援が必要になるなど、認知症の進行過程により症状やケアの方法が異なる。​
3 BPSD(認知症の行動・心理症状)は、脳の病変により症状が生じるため、個人因子や環境因子の影響は受けない。​
4 アルツハイマー認知症の初期症状としては、近時記憶の障害が著しい。​
5 認知症初期集中支援チームは、認知症が疑われる者やその家族を複数の専門職が訪問し、アセスメント、家族支援などの初期の支援を包括的、集中的に行う。​

答え:2・4・5

解説:

1.パーソンセンタードケアとは認知症がある人を個人として尊重し、その人の立場に立って考え、その人らしさを支えながらケアを行おうとする考えかたです。
2.​認知症の原因疾患の種類や進行過程などによって、出現する症状の内容や必要なケアの方法が異なります。​
3.BPSDは脳の病変だけでなく、個人因子や環境因子の影響を受けます。​
4.アルツハイマー認知症の初期症状では、近時記憶などの短期記憶の障害が顕著にみられます。​
5.認知症初期集中支援チームは、複数の専門職が家族の訴えなどにより認知症の疑われる人や認知症の人、その家を訪問し、アセスメントや家族支援などの初期支援を包括的かつ集中的におこないます。これは地域支援事業の1つの認知症総合支援事業の1つとして位置づけられていますね。​

解説は以上です。

 

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今日のコラム⭐︎

 

認知症」と聞くと、どのようなイメージが浮かびますか?

 

「徘徊する人」 

「大きな声で叫んでいる人」 

「被害妄想がひどい人」 

「帰宅願望がある人」

 

これらはすべて正解ですが、

 

認知症の人を

困った人、手がかかって大変な人

 

異常な病気を持っている人と見なしてしまうことはありませんか?

 

テレビや映画で見た認知症の方のイメージが強く、

認知症って大変だな」

と感じることがあるかもしれません。

 

先日、認知症ケアの研修に参加してきました。

それがとても興味深い内容でした。

 

朝、目を覚ましたら知らない場所にいるとします。

 

普通の人でも、場所を確認するために歩いたり、

人に尋ねたり、不安になったり

嘘をつかれたら怒ったりしますよね。

 

認知症と診断された人も同じなのです。

 

その人には、

その人の生きてきた歴史があり、

培ってきた人生があります。

 

長谷川式認知症スケールを作った長谷川先生も、

最後は認知症になりました。

先生の残した色紙には、

 

認知症になっても心は生きている」

 

と書かれていました。

 

自分が認知症になって、

周りの見方が変わり、

むっとしたり、自尊心を傷つけられたりしたと。

 

私もわかっていても、

ついそういう目で見てしまうことがあります。

 

この研修を通じて、

アセスメントする視点が少し変わりました。



昨日、猫屋敷に住む認知症のおばあちゃんに会いました。

彼女は言いました。

 

「猫と一緒に暮らせて、今が一番幸せです。」

 

認知症の方々の心の豊かさや幸せについて、

改めて思いを馳せることができました。

 

認知症という病気を持ちながらも、

心には確かな人生の軌跡と、今を生きる喜びがあるのです。

 

認知症の方々を理解し、

支えるためには、病気そのものではなく

その人の人生や心に寄り添うことが大切だと感じます。

 

認知症になっても、心は生きている。

 

そのことを忘れずに

これからも接していきたいと思います。

 

そうそうオレンジランプという映画も良いですね。一年前の映画ですね。

 

あさひ

 

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