あさひのケアマネ ブログ

ケアマネ試験合格の道へ

2024年度ケアマネ試験対策:問題25 事例問題(退院支援)

2024年度ケアマネ試験

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問題25 Aさん(85歳、女性)は、長女と二人暮らしである。Aさんは自宅で転倒して腰椎を圧迫骨折し、1か月入院した。退院後、筋力低下が著しく、要支援2の認定を受けた。介護支援専門員が訪問したところ、Aさんは以前のように自分で家事や入浴をしたいと希望しているが、長女は転倒を心配してデイサービスでの入浴介助を希望していて折り合わない。自立支援・重度化防止の観点に立った介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3選べ。

 

1.長女の希望だけに沿ったケアプランを作成する。

2.筋力低下の原因や回復方法等の確認のため、医師、理学療法士、管理栄養士などに相談する。

3.自宅での転倒リスクを軽減し、できるだけ自宅での自立した生活を営めるように、生活環境全般を把握する。

4.様子を見るため、あえて目標や期間を定めずに介護予防通所リハビリテーションの利用を位置付ける。

5.Aさんと長女を交えて、自立支援・重度化防止に向けた話し合いの場を設ける。

 

答え:23・5

解説:

1適切でない。

ケアプランは本人の為のものです。長女の希望だけではなく本人の意思を組んだケアプラン作成は必要です。​​

2適切           

専門家の意見を聞き、予防対策や、リハビリの計画等に目標を立てていくことは適切

です。筋力低下の原因によってアプローチが違ってますね。

3適切

高齢者は、骨粗しょう症等により、転倒により骨折し、寝たきりになるリスクが高い

です。自宅玄関の段差やトイレ、ふろ場など転倒するリスクがある個所については、

福祉用具の活用や、必要に応じて住宅改修するなどし、転倒のリスクを減らしましす。

4不適切

介護保険は、第2条にもあるように、効率的に提供されるよう配慮しなければなり

ません。目標や期間は必要です。

適切

本人の希望を聞きつつ、家族を交えて、話し合いを持つことは適切です。本人が、

自ら有する能力の維持向上に努めるはもちろんですが、家族の理解や協力が得られ

るよう支援していきます。

 

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【編集後記】

この事例はよくあるケースですね。

 

ケアマネージャーとして、

私たちは利用者の代弁者でもあります。

 

例えば、最近の事例では、

本人は老健施設からの退所を希望している一方で、

ご家族は「自宅での介護は無理」と強く感じておられました。

 

初めは家族の意向が強く反映され、

在宅復帰は難しいと考えられていましたが、

何度も話し合いを重ね、

一つひとつご家族の不安や負担を解決していくことで、

 

「もしかしたら自宅での生活も可能かもしれない」

という気持ちに変化が生まれました。

 

結果的に、在宅での復帰が実現したのです。

 

このように、進む方向ひとつで、

利用者の人生に大きな影響を与えることがあります。

 

ケアマネージャーとして、

利用者の想いをしっかりと受け止め、

落ち着いてお話を伺う姿勢が大切ですね。

 

あさひ

 

 

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