2024年度ケアマネ試験
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問題28 口腔のケアについて適切なものはどれか。3つ選べ。
1.口腔内・口腔周囲を動かすことは、口腔機能の維持・向上に資する。
2.胃ろうによる経管栄養を行っている高齢者では、口腔のケアは必要ない。
3.寝たきりで片麻痺がある人の場合には、誤嚥を防ぐため、麻痺側を下にして口腔のケアを行う。
4.食後は義歯をはずして口腔内を清掃し、義歯はブラシを使用して流水で洗う。
5.高齢者では唾液の分泌量が減り、う蝕や歯周病が起こりやすい。
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答え：1・4・5
解説：
1…適切。
食前に口腔内・口腔周囲を動かす体操をすることで、口腔機能の維持向上やオーラルフレイルの予防につなげることができます。
2…適切でない。
「口腔ケアの必要はない」という表現がきたら、誤りと考えますね。
経管栄養の方は口から食事を摂っていないため、唾液の分泌が少なく口腔内が汚れやすいため、誤嚥性肺炎のリスクが非常に高くなります。そのため、口腔ケアを丁寧に行う必要があります。
3…適切でない。
麻痺側を下にすると、麻痺側に唾液やケアによって排出された汚れが溜まってしまい誤嚥のリスクが上がります。寝たきりの方であればベッドをギャッチアップして体制を整えて、軽く顎を引く姿勢で介助をすることが望ましいですが、身体が起こせない場合や嚥下障害がある場合は、健側（麻痺がない方）を下にして側臥位（横向き）をとることとされています。
4…適切。
義歯をつけている場合はまず外してから口腔内を清掃し、義歯はブラシを使用して流水で洗います。
5…適切。
唾液には自浄作用がありますので、唾液がたくさん出ると虫歯や歯周病になりにくいと言われています。高齢になると唾液の分泌が減りますので、う蝕や歯周病が起こりやすいということになります。
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【編集後記】
「8020運動」は、
「80歳で20本以上の歯を保とう」
という目標を掲げた運動です。
自分の歯を20本以上残しておくことで、
噛む力を維持し、
健康的な生活を
サポートしようという取り組みです。
「80歳で自前の歯20本！
人生最後まで美味しくガブリ！」
目標にしたいです！
あさひ
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