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2025年ケアマネ本試験:問題15国民健康保険団体連合会【身近な「国保連」】 

2025年ケアマネ本試験問題 

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問題15 介護保険法で定める国民健康保険団体連合会が行う業務として正しいものはどれか。3つ選べ。 

1.介護給付費等審査委員会の設置 
2.市町村から委託を受けて行う第三者行為求償事務 
3.介護給付費交付金の交付 
4.指定居宅サービス事業者に対する必要な指導及び助言 
5.福祉用具貸与の種目の指定 

解答1・24

【解説】 

1…正しい。国保が行う業務は4つです。

1:介護報酬の審査・支払

2:三者行為求償事務

3:苦情処理

4:事業所・介護保険施設の運営です。

このうち、介護報酬の審査・支払と第三者行為求償事務は市町村から委託を受けて行われます。

国保連は、市町村から委託を受けて介護給付費請求書及び介護予防・日常生活支援総合事業費請求書の審査を行うため、介護給付費等審査委員会の設置することにされているため正しいです。

2…正しい。

交通事故などの第三者の行為によって要介護等の状態になり、介護保険サービスを利用した場合に、その保険給付にかかった費用を、保険者が加害者である第三者に対して損害賠償請求する事務のことを、

三者行為求償事務は国保連は、市町村から委託を受けてこの業務を行っています。

3…誤り。

介護給付費交付金は、2号被保険者から徴収して、財源の一部として市町村に交付されるお金のことです。国保連の業務ではなく、2号さんの保険料の流れで出てきますね。

4…正しい。

国保連の独自業務に苦情処理業務があります。

サービス事業者や施設などからサービス提供を受けた利用者さんからの苦情を受け付けます。必要な場合は、事実関係の調査を行い、改善が必要な場合に事業者へ指導・助言を行います。

5…誤り。

福祉用具貸与の種目は、全国一律で厚生労働大臣が定めるものの政令において定められているため、国保連の業務ではありません。

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✏️編集後記

身近な「国保連」―介護だけじゃない、その役割

介護の仕事をしていると、「実績」「給付管理」「請求」などの言葉をよく耳にしますよね。
これらは、国保連(国民健康保険団体連合会)と深く関わるキーワードです。

ただ、国保連の仕事は介護だけにとどまりません。

医療保険の分野では、医療機関(病院・診療所・薬局など)が国保加入者や後期高齢者医療の方に医療を提供した際、医療費の請求(レセプト)を国保連に提出します。
国保連はその内容を審査・確認したうえで、市町村(保険者)に請求し、医療機関へ診療報酬を支払います。

介護保険の分野では、介護事業所が行ったサービスに対する介護報酬の審査・支払いを担当しています。

さらに、国保連は医療・介護に関するデータを管理・分析し、行政の計画づくりや地域の健康づくりに役立てています。
また、請求方法や制度に関する研修・相談対応など、事業所や自治体への支援業務も行っています。

このように、国保連は介護保険業務にとどまらず、医療や地域支援など幅広い分野を支える「縁の下の力持ち」なのです。

 

あさひ

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