
2025年ケアマネ本試験問題60
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問題60 高齢者虐待防止法について適切なものはどれか。2つ選べ。
1. 高齢者虐待には、養介護施設従事者等によるものが含まれる。
2. 養護者の高齢者に対する著しい暴言は、身体的虐待に該当する。
3. 高齢者を衰弱させるような養護者による長時間の放置は、著しく養護を怠ること(ネグレクト)に該当する。
4. 介護支援専門員には、高齢者虐待の早期発見の役割は期待されていない。
5. 都道府県は、養護者の負担を軽減するため、養護者の相談、指導及び助言その他の必要な措置を講じなければならない。
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答え1・3
解説
1…正しい。高齢者虐待には、「養護者による高齢者虐待」と「養介護施設従事者等による高齢者虐待」があります。
ここでいう 養護者 とは、高齢者を実際に養護している家族・親族・同居人など、施設従事者等以外の人を指します。
一方、養介護施設従事者等とは、「養介護施設」または「養介護事業」の業務に従事する人を指します。
また、養介護施設 には、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護医療院、地域密着型介護老人福祉施設、地域包括支援センターなどの介護保険施設のほか、老人福祉法に基づく老人福祉施設や有料老人ホームも含まれます。
2…誤り。養護者の高齢者に対する著しい暴言は、身体的虐待ではなく心理的虐待に該当します。
高齢者虐待防止法では、心理的虐待について、「高齢者に対する著しい暴言又は著しく拒絶的な対応その他の高齢者に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと」と定義しています。
3…正しい。高齢者を長時間放置し、必要な介護や支援を行わない場合は、養護者が高齢者の生活や健康を守る義務を著しく怠ったことになります。こうした行為は ネグレクト(養護放棄) に該当し、高齢者虐待の一つとして扱われます。長時間の放置は、身体的・精神的な健康に悪影響を与えるため、注意が必要です。
4…誤り。介護支援専門員には高齢者虐待の早期発見の役割が期待されています。介護支援専門員は、利用者の自宅訪問や本人・家族からの相談、サービス事業者からの報告などを通じて、虐待の兆候に気づきやすい立場にあるためです。
5…誤り。正しくは都道府県ではなく市町村です。「市町村は養護者の負担の軽減のため、養護者に対する相談、指導及び助言その他必要な措置を講ずるものとする。」と規定されています。
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✏️編集後記
【介護疲れが引き起こす引き返せない事態】
高齢者虐待の事例を見ていると、ただの介護の問題だけでは片づけられない複雑さがあります。
そこには、幼少期の体験や長年の親子関係の積み重ねが深く関わり、本人も家族もどうにもならないところまで追い込まれていることがあります。
ある事例では、若いころの行動が親子関係に深い傷を残し、長男は今でも怒りや苦しさを抱えています。
もうひとつの事例では、息子自身が幼少期に受けた愛情不足の経験が、現在の関わりの歪みとして表れています。
このように虐待が起きる背景は単純なものではなく、
心の傷と介護の負担が絡み合って、家族の中で複雑に積み重なっていくのです。
そして、最もつらいのは
介護疲れが限界を超えると、引き返せない事件に発展してしまうことがある
という現実です。
「家族だからなんとかなる」
「愛情があれば乗り越えられる」
そう考えてしまいがちですが、実際には“家族だからこそ限界が来る”こともあります。
介護者が孤立せず、地域や専門職が早い段階で関わること。
家族が抱える背景や心の痛みに目を向けること。
そして「助けてほしい」と言える環境をつくること。
これらは、虐待を防ぎ、家族が悲しい結末に向かわないために欠かせない視点です。
介護は、一人で背負うにはあまりにも重すぎることがあります。
だからこそ、支援につなげるきっかけを見逃さず、
地域全体で支えていく必要があるのだと感じます。
あさひ
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