
ケアマネ試験問題
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問題 指定居宅介護支援におけるアセスメントについて正しいものはどれか。2つ選べ。
1 利用者との初回面接から居宅サービス計画の作成・交付までの一連の流れを指す。
2 現在利用しているサービスの状況について、介護保険給付以外のものを含めて把握する。
3 いかなる場合であっても必ず利用者の居宅を訪問し、利用者及びその家族に面接して行わなければならない。
4 課題分析標準項目には、地域の社会資源に関する項目が含まれる。
5 アセスメントの結果の記録は、2年間保存しなければならない。
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答え 2・5
解説
ケアマネジメントの過程のうち「アセスメント(課題分析)」についての理解を問う問題です。ケアマネジメントは、インテーク(初回面接)から始まり、アセスメント、計画作成、サービス担当者会議、実施、モニタリング、終結という一連の流れで進みます。このうちアセスメントは、適切なケアプランを作成するために必要な情報収集と課題分析を行う重要な段階です。
1…誤り。
アセスメントとは、情報収集や課題分析の段階を指すものであり、初回面接から居宅サービス計画の作成・交付までの一連の流れ全体を指すものではありません。
2…正しい。
アセスメントでは、現在利用しているサービスの状況について、介護保険給付に限らず、インフォーマルな支援(家族や地域の支え、ボランティアなど)も含めて把握することが求められます。幅広く現状を把握することが重要です。
3…誤り。
アセスメントは、原則として利用者の居宅を訪問し、利用者および家族に面接して行いますが、「いかなる場合でも必ず」とされているわけではありません。入院中など例外的に訪問が適さない場合もあります。
4…誤り。
課題分析標準項目には、「現在利用している支援や社会資源の状況」は含まれていますが、「地域の社会資源そのもの」に関する独立した項目が含まれているわけではありません。このようなそれっぽい表現に注意が必要です。
基本情報に関する項目は9つ、課題分析に関する項目は14あります。
基本情報に関する項目(9項目)
受付や利用者の基本情報、これまでの生活と現在の状況、社会保障制度の利用情報、現在利用している支援や社会資源の状況、日常生活自立度(障害・認知症)、主訴や意向、認定情報、アセスメントの理由、
利用者の全体像を把握するための情報です。
課題分析に関する項目(14項目)
健康状態、ADL・IADL、認知機能や判断能力、コミュニケーションにおける理解と表出の状況、生活リズム、排泄の状況、清潔保持に関する状況、口腔内の状況、食事摂取の状況、社会との関わり、家族等の状況、居住環境、その他留意すべき事項・状況があり生活課題を具体的に分析するための項目です。
5…正しい。
アセスメント結果の記録は、サービス提供が完結した日から2年間保存することが義務付けられています。なお、実務上は条例等により5年間保存としている場合もありますが、試験対策としては「2年保存」と押さえておくことが重要です。
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✏️編集後記 23項目を一気に聞かない勇気
ケアマネはケアプランを作成するにあたり、アセスメントを行います。
基本情報9項目、課題分析14項目、合わせて23項目。
試験では「しっかり覚えましょう」と学ぶ大切なポイントです。
でも、現場に出るとふと思う瞬間があります。
「これ、初対面で聞く量じゃないよね?」と。
生活歴や家族関係、認知機能、さらには排泄の状況まで。並べてみると、かなり踏み込んだ内容です。もはや軽い自己紹介の域を超えていて、場合によっては「親より知っているんじゃないか」と思うことさえあります。
利用者さんからすれば、「今日初めて会った人にここまで話すの?」と感じるのも無理はありません。
中には「プライバシーはどこへいったの?」と戸惑う方もいるかもしれません。
だからこそ、アセスメントで本当に大切なのは、項目を埋めることではありません。“どう聞くか”です。
いきなり核心に入らず、少し雑談を交えながら距離を縮める。相手の表情や反応を見ながら、無理に踏み込まない。
ときには「今日はここまでにしよう」と引く判断も必要です。
同じ質問でも、信頼関係があるかどうかで、相手の受け取り方はまったく変わります。
アセスメントは単なる情報収集ではなく、「この人になら話してもいい」と思ってもらうための時間でもあるのです。
試験では23項目を正確に覚えることが求められます。
しかし現場では、その23項目を一度にすべて出さない勇気もまた、
大切な技術のひとつです。
アセスメントとは、情報を集める作業であると同時に、
信頼関係を築くスタートラインなのだと感じています。
あさひ
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