【編集後記】小さな親切
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問題 介護保険の保険給付について正しいものはどれか。2つ選べ。
1 第三者行為によって生じた給付事由については,当該第三者への損害賠償請求が保険給付の要件となっている。
2 居宅介護住宅改修費については,住宅改修を行った者に対し,都道府県知事が帳簿書類等の提示を命じることができる。
3 居宅サービスに従事する医師が診断書に虚偽の記載をすることにより,不正受給が生じた場合は,市町村は当該医師にも徴収金の納付を命じることができる。
4 保険給付を受ける権利の消滅時効は,5年である。
5 居宅要介護被保険者は,指定居宅サービスを受ける都度,被保険者証をサービス事業者に提示しなけれぱならない。
(2018-6)
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解答3・5
1…誤り「交通事故等で介護が必要な状態になったとき、加害者に対して損害賠償を行うことが被害者が介護保険を利用するための前提条件である」。と言っておりますが、理由の如何に関わらず、要介護認定を受ければ保険給付は受けられます。
ちなみに、こういったケースにおいては、加害者に損害賠償請求がなされます。市町村は、利用者さんに対して行った保険給付の範囲内において加害者に損害賠償請求できるわけですね。市町村は、その請求や徴収といった事務を国保連に委託するのが一般的です。第三者行為求償事務の委託先は国保連です。
2…誤り 住宅改修には業者指定がありません。指定業者が住宅改修を行っているわけではありませんので、行政は業者に対して権限を有しません。なんらの権限も有さないわけですので、帳簿の提出を命令することはできません。
3…正しい たとえば訪問看護を提供している病院の医師が虚偽の申告をして介護報酬の不正受給が起きた際は、訪問看護事業所だけでなくその医師にも徴収金が課されるということですね。ちなみに、これは居宅サービスの医師だけでなく、施設サービス、地域密着型サービスの医師も全く同様です。
4…誤り 保険給付を受け取る権利の時効は、2年です。なお、保険者である市町村側が、指定事業者に対して介護報酬の返還請求を行う権利については、2年と5年の2つの消滅時効があります。返還請求の理由によって違いがあります。理由が、事業者の不正請求による場合は、消滅時効は2年です。不正請求以外の、手続きの不備等によるものの場合は、5年とされています。
5…正しい サービスを受給する権利があることの証明として被保険者証の提示をすることになっています。
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【編集後記】小さな親切
あなたは、何かしらの親切していますか?
日々の仕事や人間関係で心が疲れたとき、ぜひ試してもらいたいのが、「小さな親切」です。
「小さな親切」を週に5回するだけで、幸福感が40%も高まるとの研究結果もあるそうです。
抑うつや不安症すら吹き飛ばす、「小さな親切」のすごいパワーがあるそうですよ。
見知らぬ人でも人間同士のつながりを大切に思う心。
その根底には「やさしい心」がないといけません。
そこで小さな親切で心掛けていることを紹介します。
①牛乳や納豆を買うときは、賞味期限までの日数が少ないものを選んで買います。
②ハンカチを落とした人がいれば、すかさず声をかけます。
③車の運転中、お先にどうぞとゆずります。
④どんなに憎まれている人でも、その方の良いところを見つけます。
⑤笑顔は常に意識しています。
他にもあるよ~!という方教えてください。
この親切と繋げる訳ではないのですが意外と、ささなかな幸せが舞い込んでくる事がありますよ。
『小さな親切』も習慣づけていくと良いですね‼︎
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