あさひのケアマネ ブログ

ケアマネ試験合格の道へ

【非該当って…】ケアマネ試験2023 問題40

【編集後記】非該当って…

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問題 40 ターミナルケアについて,より適切なものはどれか。 3つ選べ。

1.人生の最終段階を穏やかに過ごすことができる環境の整備は、法律に基づく政府の努力義務とされている。

2.介護保険の特定施設は、看取りの場となり得る。

3.看護師は、死亡診断書を作成することができる。

4.痛みの訴えは、身体的な要因によるものであるため、医療処置で対応できる。

5.グリーフケアとは、遺族の悲嘆への配慮や対応を行うことである。

 

 

解答【1.2.5】

1...⚪︎ 2013年12月に「持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律」が施行されました。その法律の第4条5項に「患者の意思がより尊重され、人生の最終段階を穏やかに過ごすことが出来る環境の整備を行うよう務める」と、国が果たすべき努力義務規定が明記されています。

2...⚪︎ 看取りの場所は、病院や自宅だけではありません。介護保険施設、特定施設を始め、認知症対応型共同生活介護やサービス付き高齢者住宅、有料老人ホームなどの居住系施設も様々な場所となり得ます。

3...× 死亡診断書を作成することができるのは、医師、歯科医師のみで看護師はできません。

4..× 痛みの訴えに対しては、精神的なケアも必要になってきます。

5...⚪︎グリーフケアとは、設問にあるように遺族の悲嘆への配慮や対応のことで、悲嘆へのケアと呼ばれており、重要な意味があります。死後のケアであるエンゼルケアもグリーフケアの一つと言えますね。

解説は以上です。

 

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【編集後記】非該当って…

 

相談を受けていた方のお母さんが、

認定の結果が非該当となってしまいました。

 

ようは、自立と判断されたのですね。

 

このお母さん。2年前から物忘れがあって

今年に入って、

アルツハイマー認知症」と診断されたのですね。

 

まだ認知症も初期なので

 

車も運転できる。

まだ仕事にも行けている。

住む家もある。

 

これだけだと

何も困っていませんね。となるわけですね。

 

実際は

もう運転は危険である

食費を稼いでる

家はあるが支援はなし

 

調査だけでは判明できない訳が隠れているので

遠く離れて暮らしている娘は

管轄の地域包括支援センターに何度も相談をし

 

申請をして、要介護認定の結果をもって

家族会議を経て

自分の市に呼びたかったのですね。

 

結果…

非該当となってしまっては

市や包括からも

「娘さんが、異常に心配されているのでは?」

と疑われてしまう始末。

 

国の基準で決められている調査。

そして主治医意見書。

 

それだけではない事情も隠れていることがあります。

 

もう一度申請する

不服申し立て

等、納得いかない場合の策はあるけれど

ほとんどの方は知らない情報。

 

むしろ、

「もうしょうがない」とあきらめてしまう事がほとんどでしょうね。

 

本当に難しい現実があるのだなと

感じてしまった件でした。

あさひ

 

 

 

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