2024年度ケアマネ試験
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問題52 介護保険における訪問入浴介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
1.1回の訪問につき、看護職員1人及び介護職員2人で行った場合、これらの者のうち1人を当該サービスの提供の責任者とする。
2.利用者が短期入所生活介護を利用している間も、その必要性が居宅サービス計画に記載されていれば、訪問入浴介護費を算定できる。
3.心身の状況により、訪問時に全身入浴が難しい場合、利用者の希望によって、清拭や部分浴に変更することができる。
4.利用者の自宅に浴室があっても、訪問入浴介護を利用することができる。
5.終末期にある者は、利用することができない。
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答え:1・3・4
解説:
1…正しい。
設問の通りサービスの提供は、原則として看護職員1人、介護職員2人で行います。
2…誤り。
利用者が短期入所生活介護、短期入所療養介護、特定施設入居者生活介護、小規模多機能型居宅介護、認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、看護小規模多機能型居宅介護を受けている場合には、訪問入浴は利用できません。
3…正しい。
利用者の心身の状況により変更できますが、介護報酬は1回につき10%減算となります。
4…正しい。
訪問入浴は、浴槽の提供が原則で、自宅浴槽を利用してサービスを行うものではありません。
5…誤り。
訪問入浴は、通所系のサービス利用が困難だったり、医療的依存の高い人、終末期の方を中心としたサービスです。
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【編集後記】
実の祖母が最期を自宅で迎えると決めたとき、
訪問入浴のサービスをお願いしました。
限られたスペースでもさっと準備し、
手際よく入浴を済ませていただけるそのサービスは、
家族にとって本当に助かるものでした。
おばあちゃんが家で過ごせた最期の時間を思い出すたびに、
あの訪問入浴のサポートがあったからこそ実現できたと感じます。
人生の最期をどこで迎えたいか。
やはり多くの人が「自分の家」と答えるのではないでしょうか。
先日、とある認知症デイサービスの管理者さんと
お話しする機会がありました。
その方も、
「自宅で過ごしたいと思っている利用者さんが
安心して暮らせるようなサービスを提供することが大切」
と日々考えているそうです。
家という場所には、
その人らしい暮らしの記憶や安心感が詰まっています。
その希望を支えるために、どのようなサービスが必要なのか、
どのように提供すればより安心していただけるのかを
考え続けることが、
私たち支援者の役割なのかもしれません。
本人の希望をどこに置くのか。
日々向き合いながら、
一緒に最適な形を探していきたいですね。
あさひ
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