【編集後記】困ったときにわかる
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問題 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 人生の最終段階において自らが望む医療・ケアについて、医療・ケアチーム等と話し合い、共有するための取組をいう。
2 本人が死の直前になったときにのみ話し合う。
3 話し合った内容は、文書にまとめておく。
4 本人の考えより、医療・ケアチームの方針が優先される。
5 話し合いは、一度だけ行えばよい。
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2019-41
解答1・3
アドバンス・ケアプランニングとは、自らが望む人生の最終段階における医療・ケアについて前もって考え、医療・ケアチーム等と繰り返し話し合い共有する取組みをいいます。自らが希望する医療・ケアを受けるために、大切にしていることや望んでいること、どこで、どのような医療・ケアを望むかを自分自身で前もって考え、周囲の信頼する人たちと話し合い、共有することが重要です。厚生労働省では、人生の最終段階を迎えた本人や家族等と医療・ケアチームが、最善の医療・ケアを作り上げるための合意形成のプロセスを示すものとして、「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」を策定しています。
1…○ アドバンス・ケアプランニングとは、自らが望む人生の最終段階における医療・ケアについて、前もって考え、医療・ケアチーム等と繰り返し話し合い共有する取組みをいいます。
2…× 自らが希望する医療・ケアを受けるために、大切にしていることや望んでいること、周囲の信頼する人たちと話し合い共有し、医療・ケアチームとの合意形成に向けた十分な話し合いを行なって人生の最終段階における医療・ケアを本人が決定していくことを基本としています。
3…○ アドバンス・ケアプランニングのプロセスにおいて話し合った内容は、その都度文書にまとめておかなければなりません。
4…× これは、本人による意思決定を基本として、他専門職から構成される医療・ケアチームとして方針の決定を行います。
5…× 本人の意思は時間の経過、心身の状態の変化で変化することもあります。本人との話し合いが繰り返し行われることが重要です。さらに、本人が自らの意思を伝えられない状態になる可能性があることから、家族等の信頼できる者も含めて、話し合いが繰り返し行われることも重要になります。時間の経過、心身の状態の変化、医学的評価の変更等に応じて、このプロセスを繰り返し行います。
解説は以上です。
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【編集後記】困った時にわかる
ロングショート利用の方。
この週末、ご自宅に戻ってご家族で過ごされていたのです。
施設に戻る直前に熱発・・・
ご家族から施設に入れませんでした💦と連絡が入りました。
そのまま救急病院へ
受診するようにお願いをし
また次の日に受診してくださいと。
コロナが緩和されたとしても
介護や医療業界では
まだまだ、警戒をします。
お年寄りはコロナに限らず
風邪は万病の元ですものね・・・。
明日の車の手配。
車椅子の手配。
色々と調整します。
休日だけれども、
休みのない職業。それが居宅ケアマネ。
でもね、電話一本で調整は可能なんです。
みんながそうでないかもしれないけれど、
電話が入った時に放っておくことは
できないですよね。
線引きと言われるけれど、
なかなか難しい職業ですね。
事業所の方々が色々と協力してくれましてね。
困った時にその方の人間性がわかる。
ありがたい・・・。
明日も頑張れそうです!
あさひ