【編集後記】ちゃんと考える前に、ちゃんと聞こう!
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問題 11 地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法律に規定する基金(地域医療介護総合確保基金) について正しいものはどれか。 3つ選べ。
- 医療及び介護の総合的な確保に関する目標を達成するために必要な事業に要する費用を支弁するため、都道府県が設ける。
- 公的介護施設等の整備に関する事業は, 支弁の対象とならない。
- 医療従事者の確保に関する事業は、 支弁の対象となる。
- 介護従事者の確保に関する事業は、 支弁の対象となる。
- 国が負担する費用の財源は、所得税及び法人税である。
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解答1・3・4
地域医療介護総合確保基金というのは、団塊の世代が全て75歳以上となる2025年、その後の生産年齢人口の減少の加速等を見据えて、「効率的かつ質の高い医療提供体制の構築」と「地域包括ケアシステムの構築」を推し進めていくにあたり都道府県に設置された基金になります。
1…〇 医療及び介護の総合的な確保に関する目標を達成するために必要な事業に要する費用を支弁するため、都道府県が設置することとなっています。
2…× 地域医療介護総合確保基金の対象事業のなかの「介護施設等の整備に関する事業(地域密着型サービス等)」のなかに「公的介護施設等の整備に関する事業」にあたりますので、誤りとなります。
3…〇 医療従事者の確保に関する事業は対象事業に含まれます。
4…〇 介護従事者の確保に関する事業は対象事業に含まれます。
5…× 国が負担する費用の財源は、消費税の増税分から活用されています。
見慣れない問題でした。解説は以上です。
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【編集後記】ちゃんと考える前に、ちゃんと聞こう!
ちゃんと考える前に、ちゃんと聞こう!
ケアマネさんは相談業務です。
「傾聴」は、相手の話を注意深く聞き、理解しようとすることです。
相手の話を聞くことで、相手の気持ちやニーズを把握できます。
また、相手に尊重や信頼を感じさせることができます。
例えば、相手の話を聞くときには、目を見てうなずいたり、
相槌やフィードバックをしたりすることです。
そして「質問」です。
相手に質問をしたり、自分に質問をしたりすることです。
質問することで、相手の話を深めたり、
自分の考えを発展させたりできます。
「なぜ」「どうして」「どうなったら」というような探究的な質問をすることで、
相手に興味や関心を示すことができます。
そして言語化することで
自分の考えや感情を言葉にすることです。
自分の考えや感情が明確になり、相手に伝わりやすくなります。
例えば、自分の考えや感情を言葉にするときには、
「私は~を感じました」というように、
主語と述語をはっきりさせることが良いですね。
モニタリングの時や
アセスメントの時
話を聞いたあとで、
「どう過ごしていきたいですか?」
と聞きます。
たいていの方は答えをもっています。
「目標は?」「何に困っていますか?」
と聞いても具体的に出てこない事があります。
この傾聴➝質問➝言語化 このパターンを覚えて
分析すること。
その為には
「ちゃんと考える前に、ちゃんと聞こう!」
ですね。
あさひ
ケアマネ試験では教えてくれない! 合格予定者向け 実務研修予習講座
10月28日 (土)
20時30分~22時 オンライン
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