2024年度ケアマネ試験
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問題38 次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.皮脂欠乏症では、患部を清潔に保つことが悪化予防になることから、ナイロンタオルなどを使ってよく洗う。
2.めまいやふらつきの原因となる疾患の一つに脳梗塞がある。
3.糖尿病の治療で薬を飲んでいる場合は、食事に気を付ける必要はない。
4.関節リウマチの患者には、身体に負担をかけないためにベッドの使用が望ましい。
5.高齢者の大腿骨頸部骨折は、寝たきりの原因となりやすい。
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答え：2・4・5
解説：
1…適切でない。
皮脂欠乏症とは、加齢に伴って、皮膚内の水分量が減少するだけでなく、皮脂の分泌力も低下しているため、カサカサした皮膚になります。ナイロンタオルを使って洗うのではなく優しく洗い、保湿をすることが大切です。
2…適切。
脳梗塞の最大の原因は、高血圧ですが、小脳に発生する小脳梗塞では、小脳に向かう血管が詰まってしまった際に発症します。この時の症状として、激しい回転性のめまい、歩けないほどのふらつきという症状が出ます。
3…適切でない。
血糖値を安定させ、糖尿病の進行を抑えるために、食事療法、運動療法、薬物療法があります。薬物療法において、食事を摂らないで、内服すると血糖値が下がりすぎてしまします。低血糖時、感染症などにより食事が取れないシックデイ時の対応方法を確認します、
4…適切。
リウマチは、関節に負担がかからない生活します。転倒予防のための環境整備は必要です。関節に負担をかけないために、枕を低くしたり、硬めのマットレスを使用することが望ましいとされています。
5…適切。
高齢者の大腿骨頸部骨折は、寝たきりの原因となる可能性が高いと言われています。転倒することで骨折から寝たきりという悪循環を引き起こしやすいのですが、認知症や、骨粗鬆症など、様々な要因で転倒するリスクが高くなります。
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【編集後記】
「どうしてこんな病気になってしまったのだろう」と
悩む方が多いのは自然なことです。
例えば糖尿病は生活習慣の影響も大きく、
自己責任と捉えがちですが、
遺伝や体質も関係しており、
決して一人を責めるべきものではありません。
しかし、同じ病気を抱えていても、
明るく前向きに過ごし、
「クヨクヨしても仕方ない！」
と笑顔で乗り越える方もいます。
そうした方々の強さには、
こちらが学ぶべき多くのヒントをいただいております。
あさひ
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