あさひのケアマネ ブログ

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2024年度ケアマネ試験:問題35 在宅医療管理

2024年度ケアマネ試験

※問題の順番が前後しています。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

問題35 次の記述のうち適切なものはどれか。 3選べ。

  1. パルスオキシメーターは、一般に手や足の指先に装着する。
  2. 自己導尿に用いるカテーテルの消毒は不要である。
  3. ネブライザーは、薬剤の投与や気道の加湿のために使われる。
  4. 在宅酸素療法では、携帯用酸素ボンベを使用して外出することができる。
  5. ストーマとは、気管切開口のことである。

答え:1.3.4

解説:

1 正しい​​

指先などに光を当てて、血液中の酸素飽和度(SpO)を誰でも簡単に測定できます。SpO₂とは、血液中のヘモグロビンに酸素がどれだけ結合しているかを示す数値で、この数値が低いと、体に十分な酸素が取り込めていないことを示します。使用上の注意として、マニキュアを塗っている爪や指先が冷えて血流が流れにくくなっている時には上手く測定できないということも併せて押さえておきましょう。

2 誤り

尿道に挿入するカテーテルを消毒しないで再利用すると尿路感染を引き起こしてしまいます。カテーテルの消毒や管理方法はしっかりと守った上で、清潔な操作を行わなければいけません。

3 正しい

ネブライザーは、ぜんそくや気管支炎、肺炎などの呼吸器疾患の治療に使ったり、気道の加湿に用いる医療機器です。液状の吸入薬を霧状にして使います。

4 正しい

慢性呼吸不全や慢性心不全の方が自宅で酸素を吸入することを在宅酸素療法といいます。携帯できる酸素ボンベを使う事で、健常者と同じように外出の機会が確保できます。注意点として、ボンベ使用時は火気厳禁、入浴方法や吸入量等について、あらかじめ決めておく必要があります。

5 誤り

ストーマは、手術によっておなかに作られる便や尿を排泄するための出口で、人工肛門人工膀胱ことを指します。設問の気管切開口は気管カニューレの事を述べている引っ掛け問題ですので注意してください。

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【編集後記】

在宅医療管理においては、

医療従事者との密な連携が不可欠です。

 

困ったときには、すぐに相談できる仕組みを整えること、

そして緊急時の対応について事前に共通認識を持つことが重要です。

 

在宅生活では、避けられない困難な出来事が

発生することもあります。

 

その中でケアマネジャーが果たすべき役割は調整役としての対応です。

 

すぐに現場に駆けつけても、

直接的に解決できることは限られているかもしれません。

 

だからこそ、冷静に状況を判断し、

必要な対応を整理した上で行動することが求められます。

 

適切な調整力と判断力で、

利用者とその家族が安心して在宅生活を続けられるよう

支えることが私たちのお仕事です。

 

知識はあった方が良いですね。

あさひ

 

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