【編集後記】先見の明とは?
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ケアマネ試験 被保険者 住所地特例
問題 住所地特例について正しいものはどれか。2つ選べ。
1 要介護者又は要支援者に限定される。
2 入所する施設が所在する市町村の地域密着型サービスは、対象外である。
3 介護予防給付は、対象となる。
4 軽費老人ホームは、対象施設である。
5 有料老人ホームは、対象施設ではない。
(2016₋6)
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解答3・4
住所地特例は、A市の被保険者がB市に移ったにも関わらず、保険者がA市のままになるという特例制度です。住所地主義が適用にならない特別な例外ということで、住所地特例という名前になっています。住所地特例の対象施設は次のとおりです。
【1:介護保険施設】
【2:老人ホーム(養護・有料・軽費)】
【3:サービス付き高齢者向け住宅】
元々は1だけだったのですが、2006年改正で2が、2014年改正で3が対象施設に加わりました。2014年改正ポイントはもう一つあります。住所地特例対象施設所在地において、地域支援事業や地域密着型サービスが受けられるようになりました。
B市に居住している被保険者はA市が保険者なのですが、B市において地域支援事業や地域密着型サービスを受けられるようになったわけです。たとえばA市に住んでいる元気な高齢者さんがB市のサ高住に引っ越したとします。この場合、保険者はA市のままです。この高齢者さんが地域支援事業の総合事業に位置づけられる一般介護予防事業を利用しようと思ったら、A市ではなくB市の一般介護予防事業を受けられるようになったということです。これが2014年改正ポイントです。このあたりを押さえておけば解けますね。
1…誤り 住所地特例は、被保険者全般に適用になります。要支援・要介護認定を受けている人だけではありません。元気な被保険者さんなども適用対象となります。
2…誤り 2014年改正において、施設所在の市町村の地密サービスが受けられるようになっています。地域支援事業も然りです。
3…正しい 介護給付も予防給付も適用対象です。要介護認定を受けている者への給付が介護給付、要支援認定を受けている者への給付が予防給付です。いずれも適用対象です。
4…正しい 軽費老人ホームは、適用対象です。
5…×誤り 有料老人ホームは、適用対象です。
解説は以上です。
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【編集後記】先見の明とは?
最近、ケアマネの仕事をしているなかで、まだまだ力不足だなと感じているのですが、
それは、見抜く力の弱さです。
担当の利用者様と
モニタニングや、何度も関わっていくと、必要だった!もっと前から気づくべきだった!と感じる事がよくあるのです。
さすが、一緒に働いている先輩はその力があるのですね。
先輩は「もう20年もケアマネやっていれば、色々失敗して、心臓が止まりそうなくらい焦ったこともあるし、経験で養われることなんだよ。」と言うのです。
先見の明 そのものです。
先見の明とは、先を見据える力のことです。
『先見』には『物事が起こる以前に見抜くこと』、
『明』には『理があきらかで疑いのないことや、物事の道理を見通す力』
という意味があります。
先見の明は、未来を的確に見抜くことだけを指す言葉ではありません。
過去形で使われることが多いのも、先見の明という言葉の特徴です。
それは、多くの人が想像だにしなかった未来を見抜いていた人に対して、事後の表現として使われます。
反対に、確実視されている未来に対して先見の明は使いません。
もし、こんな事が起きてしまったら・・・
もし、介助者が倒れてしまったら・・・
もし、家の中でショック状態になってしまったら・・・
緊急の対応は?
そんな事がおこったら慌てます。正常な判断もできないでしょうね。
予防予測・・・
段取りしておいて、何事もなく過ぎるなら良し。
何も考えないで、緊急事態が起きた方が大変!
大事な事の優先順位をつけられるようにして、
日々予防予測をたてていこうと思っているこの頃です。
あさひ
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