【編集後記】数字を使った文章テクニック
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問題 要介護認定について正しいものはどれか。2つ選べ。
1 更新認定の申請ができるのは、原則として、有効期間満了日の30日前からである。
2 新規認定の効力は、申請日にさかのぼって生ずる。
3 介護認定審査会は、申請者が利用できる介護サービスの種類を指定することができる。
4 要介護認定の処分の決定が遅れる場合の処理見込期間の通知は、申請日から60日以内に行わなければならない。
5 市町村が特に必要と認める場合には、新規認定の有効期間を3月間から12月間までの範囲内で定めることができる。
(2019-23)
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解答2・5
1…誤り 更新認定の申請は、有効期間満了日の60日前から行えます。少なくとも30日前には更新申請を行わなくてはなりません。
2…正しい 新規認定の効力は申請日に遡って効力が生じます。これを「遡及適用」ともいいますね。なので、認定されていなくても、申請日以降に使ったサービスは保険給付の対象になります。
3…誤り 申請者が利用できる介護サービスの種類を指定できるのは市町村です。介護認定審査会は二次判定とともに、必要があると認めるときには、>要介護状態の軽減・悪化防止のために必要な療養に関する事項、>サービスの適切かつ有効な利用等に関する留意すべき事項、の意見を市町村に述べることができます。この意見をもとに、被保険者が受けることができるサービスの種類を指定することができます。
4…誤り 市町村は、認定の申請があった日から30日以内に認定の結果を通知しなければならないとされています。これが遅れる場合には、遅れる理由を30日以内に通知すれば延期することができるとされています。
5…正しい 新規認定の有効期間は、原則6カ月です。市町村が特に必要と認める場合には、新規認定の有効期間を3月間から12月間までの範囲内で定めることができます。ちなみに区分変更も同じになります。
解説は以上です。
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【編集後記】数字を使った文章テクニック
「どうして分かってくれないんだろう……」
「イマイチ伝わっている気がしない……」
一生懸命説明しているのに、相手はどうも理解してくれないようで、そこにもどかしさを感じたことはないでしょうか。
自分としては理解できるのに、なぜか相手はしっくりきていない。
特に、数字を持ち出すと、さらに相手は分かっていない顔になる、なんてことも……。
一方で仕事ができる人は、会議やプレゼンで数字をバンバン使います。数字を持ち出して説明することで、相手には確実に伝わり、理解が進む。さらに相手をグイグイ惹き込んでいく。「この人、数字の見せ方が本当にうまいなぁ」と、感心してしまうほどです。
いったい、数字を使った説明がうまい人とそうでない人とは、何が違うのでしょうか?
例えば
『10人中9人が合格しました。』
だと、そんな少ない人数で?と思いますが、
『90%が合格しました。』
の文章の方が、惹きつけられますね!
この違いは大きな違いでもあるということです。
まずは数字を使った、話し方や書き方を習慣にすると良いですね。
意識してみましょう〜!
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