マウントする人の対応　ケアマネ試験　高額介護サービス費

【編集後記】マウントする人の対応

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

問題　高額介護サービス費の支給について正しいものはどれか。２つ選べ。

１　第１号被保険者である生活保護の被保護者は，対象とならない。

２　居宅要支援被保険者は，対象とならない。

３　施設サービスの食費は，対象となる。

４　施設サービスの居住費は，対象とならない。

５　負担上限額は，所得によって異なる。

・

（2017-7）

解答4・5

介護保険のサービスを利用した場合の利用者負担は、原則1割(高所得高齢者は2割、3割)の定率負担となっています。しかし、利用者負担には所得段階ごとに負担上限があり、それを超えて支払ったぶんに関しては還付されるという仕組みがあります。それが高額介護サービス費です。

原則、償還払いとなっています。居宅サービス、施設サービス、地域密着型サービス、こういったものを利用した際に適用となります。

また、例外的に1割負担は発生するけど高額介護サービス費は適用対象とならないサービスが2つだけあります。それが特定福祉用具販売と住宅改修です。この2つに関しては、適用対象外となっています。

高額介護サービス費は、月単位で負担上限が設定されているので月単位で算定していきます。負担上限額は全国一律です。また、負担上限は世帯単位で設定されています。

1…誤り　高額介護サービス費は、全被保険者を対象としています。

2…誤り　全被保険者を対象としています。

3…誤り　施設サービスの食費は原則全額自己負担となります。高額介護サービス費の適用対象ではありません。

4…正しい　施設サービスの居住費は原則全額自己負担となります。高額介護サービス費の適用対象ではありません。

5…正しい高額介護サービス費の負担上限額は、所得段階によって決められています。2020年改正により、低所得、中所得、一般、現役並2段階と段階に分かれ、5種類の負担上限額となりました。

ちなみに、それぞれの負担上限額は、低所得：15,000円、中所得：24,600円、一般：44,400円、現役並①：93,000円、現役並②：140,100円となっています。これを超えて支払った利用者負担が還付される仕組みとなっています。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

【編集後記】マウントする人の対応

まず、マウントとは、見えを張って相手よりも自分の方が優位だと見せつけるような言動を指します。

動物が自己の優位性を示すために相手にまたがることをマウンティングといいますが、人間の場合はまたがるのではなくさまざまな言動として現れます。

マウントしがちな人には、いくつかの特徴と心理があるようです。

①劣等感を持っている

自己肯定感が低いため、いつも自分と他人を比較します。
②優越感を得たい

他人と比較して、いつも自分の方が優位でいないと幸福感を得られません。
④主導権を握りたがる

リーダー的存在な人よりも目立ったりすることで、自分の居場所を守ろうとしています。否定されたり疎外されたりすることへの恐怖から、自分が優位に立つことでその状況になることを避けようとします。

⑤知りたがり

情報収集をすることで、自分や他人のレベルを把握し、格付けしようとするところがあります。この人になら勝てると思ったら、その人に対してマウントを取り優位に立とうとします。

⑥悪口が多い

人の良いところは認めず悪いところばかり注目し、本人をつついたり他人に吹聴したりします。悪口を言いふらして他人を陥れることで、自分が優位に立とうとします。
⑦おせっかい

否定に限らず、相手は求めていないのに「こうした方がいい」「ああした方がいい」などと、おせっかいなアドバイスをします。自分の方が知識豊富で経験値が高いことをアピールしたいからです。

※マウントされると、嫌な気持ちになるし疲れますよね。思いがけずマウントされたときは、どうすればいいのでしょうか。自分を守るための対処法はこちら。

①張り合わない
※張り合ったとしても、揚げ足を取られたり自慢話で返されたりするのがオチなので、自分からは自慢したり見えを張ったりしない方が賢明です。挑発に乗らないようにしましょうね。
②あえて褒める
マウントする人はいわば劣等感の塊なので、褒めてあげれば喜びます。嫌みにならないように「すごいね～」「さすが～」など上手に持ち上げてあげれば、相手から敵視はされないでしょう。
③割り切って普通に接する
マウントしてくる人を「他人と比べていないと自分を認められない人なのだ」と割り切りましょう。気にしたり相手をなんとかしようとせず、そういう人なんだと割り切って、自分の環境の居心地を悪くしないのも大切です。

マウントをとられたら、なんなの？！ってこちらも冷静でいられない事もあるでしょう。

自分を守る為に、張り合わないスキルを身につけておくと良いですね。

私は、「...と思った。」や「へぇ～」

とスルースキルを取り入れていきたいと思っています。

ブレない自分軸をもち、大事な自分を守っていきましょうね。

あさひ

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊