【編集後記】熱中症から守る！
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問題 訪問看護について正しいものはどれか。３つ選べ。
１ 介護保険の訪問看護費は，看護小規模多機能型居宅介護と併用して算定できる。
２ 看護師は，臨時応急の手当を行うことができる。
３ 訪問看護事業所の開設者は，医療法人及び社会福祉法人に限られる。
４ 急性増悪時に主治医が交付する特別指示書の有効期間は，14日間である。
５ 看護体制強化加算は，緊急時訪問看護加算，特別管理加算，ターミナルケア加算の各々について一定の要件を満たした場合に認められる。
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2017-44
解答2・4・5
1…× 看護小規模多機能型居宅介護は、訪問看護サービスを含んだ月定額制の包括サービスです。他の訪問看護事業所が訪問看護費を算定することは二重算定になってしまうため、原則不可となっています。
2…○ 看護師は、医師の指示がなくとも臨時応急の手当てをすることができると保健師助産師看護師法において規定されています。
3…× 訪問看護事業所の開設者は法人であることが要件となっています。ただし、保険医療機関がみなし指定において事業者となる場合は、法人である必要もありません。
4…○ 特別訪問看護指示書の有効期間は14日間です。急性増悪時、退院時、ターミナル期等において主治医から交付されることがあります。特別訪問看護指示書が交付されると原則14日間、毎日、訪問看護を医療保険から提供できます。
5…○ 看護体制強化加算は(Ⅰ)(Ⅱ)があります。算定要件をいずれも満たしている必要があります。加算算定月の前3ヶ月において全利用者のうち、
【1:緊急時訪問看護加算を算定している者が50％以上】
【2:特別管理加算を算定している者が30％以上】
そして、加算算定月の前12ヶ月において、
【3:ターミナルケア加算を算定した者が(Ⅰ)5名以上、(Ⅱ)1名以上】
【4:訪問看護にあたる従業者の総数に占める看護職員の割合が６割以上（2023年4月施行】
このように要件が定められています。
解説は以上です。
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【編集後記】熱中症から守る！
昨日、夕方担当利用者の訪問介護から連絡が入りました。
「暑さの原因か、調子がわるそうですよ。」
高齢者は温度に対する感覚が弱くなるため、
室内でも熱中症にかかりやすいといわれています。
通常、暑いと、体は汗の量を増やして、
体内の熱を周囲に逃がそうとします。
しかし、高齢者は若者に比べて体の熱を
周囲に逃がす熱放散能力が低く、
体温が上昇しやすくなります。
それ以外にも、
高齢者は温度に対する感覚が弱くなって
「暑い」と感じにくくなったり、
体内の水分量が減少していたり、
のどの渇きを感じにくくなったりすることで、熱中症にかかりやすくなってしまうのですね。
昨年、
この熱中症の原因から
体調を壊して
最悪なことに、持病を悪化させ
亡くなってしまわれた方がいました。
今年も、同じような方がいるのです。
エアコンのないお家。
窓を閉めっぱなしのお家。
どうにか、この夏を乗り切ってもらいたいです。
一人暮らしでエアコンのないお家には
多少お金がかかっても、
サービスを増やす提案をしています。
それでも、まだまだ危険な環境の中
暮らしている方がいるのですが…。
早く涼しくならないものか願うところではあるのですが、
まだ8月も入ったばかり。
まだまだ戦いは続きます。
あれから、昨日の利用者様は、
デイサービスとショートステイを
多く利用してもらうこととしました。
体調が悪くならないように祈るばかりです。
あさひ
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