【編集後記】相性って
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問題 ソーシャルワークに関する記述のうち,より適切なものはどれか。 2つ選べ。
1 家族からサービスの利用を取り止めたいとの連絡があったときは,すぐに中止の手続きをする。
2 認知症のクライェントは自分で判断することが困難であるため,専ら家族の判断を仰ぐ。
3 同居家族がいるクライエントからの訪問介護サービスの利用希望に対しては,まず家族による支援を受けるよう指導する。
4 家族との関係が悪化しているクライエントに対しては,家族関係の調整を継続的に行う。
5 家族の過重な介護負担を軽減するために,必要な介護サービスを有効に活用する。
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2017-47
解答4・5
1…× 中止の手続きをする前に、利用者さん自身の意見を確認する必要があります。利用者本位が原則です。また、家族がそのように思い至った経緯についても双方から確認する姿勢が重要といえます。
2…× たとえ認知症の利用者であったとしても、利用者本位という原則は変わりません。なるべく利用者自身の意見が尊重されるような配慮、姿勢を心がける姿勢が相談面接者には求められます。
3…× 同居家族の有無は、訪問介護サービスの利用に影響を与えるものではありません。支援可能な家族さんであれば訪問介護サービスを優先することもないかと思いますが、家族さんの置かれている状況(仕事等)によっては、サービス利用が適正であることもあります。
4…◯ 介護支援専門員は、利用者さんとご家族との関係を調整する役割も担っています。一般的に考えると家族の問題は、他人が踏み込みづらい複雑な領域です。慎重に、継続的に関わっていく姿勢が重要といえます。
5…◯ 家族の介護負担が重くなりすぎないよう、適切なフォーマルサービス、インフォーマルサポートの提案をしていくことはソーシャルワーカーの重要な役割の一つといえます。
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【編集後記】相性って
モニタリング中ね。
ある利用者さんから、ヘルパー交代の相談がありました。
いつも来てくれているヘルパーさんなんだけども、
携帯(スマホ)ばかり見ていて仕事してくれないのよね…。
そんな報告。
すぐに、関わっているヘルパー事業所へ確認します。
そのことについては
「スマホで報告書をあげているのです。きっと誤解されているのでしょう…」
そうだったのですね。
今の時代だね。なるほどね。
きっと、80代、90代の方にはゲーム感覚にしか見えないかもしれませんね。
きっと、その作業する時に
「今から記録しますね~。体温は・・・、血圧は・・・」
なんて、お話しながら入力するだけでも違ったのかな。
あとね、一番は相性もあるのよね。
話もせず黙々と仕事をしてくれる人が良い。
にこにこと、お話をしてくれる人が良い。
どうしても同じ空間にいると取り繕うことができないのが、相性です。
水と油のようにあわない人とあわせようとしても、
ぎくしゃくしてしまうことがあります。
どこの事業所にも様々な年代、経歴、性格のヘルパーが在籍していますが、
利用者も疾患、性格、育った環境や地域性などの違いがありますよね。
相性に関しては、感覚的に優れているサービス提供責任者が
スタッフと利用者さんの相性も考えながらシフトを調整する。
人手不足のなかシフトをつくるって大変ですよね。
クレームにも迅速に対応し、解決策を考えてくれる
そんな、ケアマネとも丁寧に対応して下さる
サ責さんにはいつも感謝です。
あさひ
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