あさひのケアマネ ブログ

ケアマネ試験合格の道へ

【老老介護そしてかかわり方】ケアマネ試験 インテーク面接

【編集後記】老老介護そしてかかわり方

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問題  インテーク面接について,より適切なものはどれか。3つ選べ。

 

1 相談援助者は,過度の同情,感情移入,批判などを注意深く回避する。

 

2 情報収集のため,アセスメント項目の順番に従って,すべて質問する。

 

3 利用できるサービスについて必要な情報を伝え,クライエントが選択しやすいよう工夫する。

 

4 インテーク面接の終わりには,問題の解決に向けてー定の積極的な見通しを相互確認することが重要である。

 

5 インテーク面接では,得られる情報は少ないため,記録の必要はない。

2017-46
解答1・3・4
1…◯ 相談面接者は、自己覚知に努めることが重要です。相談面接の原則に、専門的援助関係の原則、統制された情緒的関与の原則、非審判的態度の原則といったものがあります。過度の同情、感情移入、批判には注意しなければなりません。
2…× コミュニケーションの質によって、信頼関係の質が決まります。ただ決められた通りに事務的に質問するのではなく、順番や雰囲気などを考慮し、より自然に近い形でのコミュニケーションのなかで情報収集を行なっていく姿勢が重要といえます。
3…◯ 相談面接の原則に、自己決定の原則というものがあります。利用者さんがより質の高い自己決定を行えるよう、必要な情報を提供することが重要です。
4…◯ インテークは、ケアマネジメントの入り口です。ケアマネジメントは、利用者さんのQOLの向上を目指すためのものですので、その入り口において前向きで積極的な見通しをお互いに確認しておくことは重要なことといえます。
5…× インテークの記録保存は必須です。
なお、相談面接の原則は全部で8つあります。【1:個別化の原則】【2:意図的な感情表出の原則】【3:統制された情緒的関与の原則】【4:受容の原則】【5:非審判的態度の原則】【6:自己決定の原則】【7:秘密保持の原則】【8:専門的援助関係の原則】

解説は以上です。

 

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【編集後記】老老介護そしてかかわり方

老老介護」とは、

介護者と被介護者がどちらも65歳以上の高齢者となっている状態のことです。

夫婦や親子、兄弟など、その構成はさまざま。


75歳を超えている方同士の場合は

「超老老介護」と言われています。

 

日本では老年人口である65歳以上の高齢者は4人に1人が高齢者という状況です。

それに伴い、老老介護・超老老介護も増加していると言われています。

 

ちなみに「認認介護」とは、

認知症高齢者が認知症高齢者の介護を行う状態のことです。

近年では、認認介護も同様に増えつつあります。

 

将来的にも増加が続くとみられる老老介護ですが、

介護者が1人ですべての介護を担おうとするのは、

年齢のことを考えても無理があると言えます。

 

疲労が溜まっていき、心身ともに限界に達してしまうと、

介護虐待や共倒れといった最悪の事態を招きかねません。

さらに老老介護だと、

介護者の側も何らかの持病を抱えていることが多いもの。

 

ストレスも溜まります。

ある老老介護(認認介護になりつつ)の利用者さん。

介護者側の方が最近被害妄想がひどくなってきて、

矛先がヘルパーやケアマネになることも

あるんです。

 

まずは共感する。正しいことを言ってしまうと否定的にもなる。

 

何度もヘルパー事業所を変更したり

時にはケアマネを変更することも。

 

難しい関わりになるけれど、

良い方向になるように改善していかなければならない・・・。

 

 

心身への負担が過度に蓄積しないように、

そして介護者自身の持病を悪化させることがないように、

介護サービスをうまく活用する必要がありますね。

 

本当に難しい問題でもあります。

 

あさひ

 

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