あさひのケアマネ ブログ

ケアマネ試験合格の道へ

【一銭にもならない仕事】2023年ケアマネ試験 問題1

【編集後記】一銭にもならない仕事

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今回の試験問題1問目からあげていきます。

問題 1 高齢化について正しいものはどれか。2つ選べ。

 

  1. 2025(令和7)年には、いわゆる団塊の世代が85歳に到達する。
  2. 2021(令和3)年国民生活基礎調査によると、65歳以上の者のいる世帯では「三世代世帯」の割合が一番多い。
  3. 国立社会保障・人口問題研究所の「日本の世帯数の将来推計 (全国推計)」(平成30年推計よると、世帯主が65歳以上の世帯数は2040(令和22)年まで増加し続ける。
  4. 国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口」(平成29年推計) によると、前期高齢者の人口は、2015 (平成27) 年と比べて2045 (令和27) 年では倍増する。
  5. 2019(令和元)年度末における85歳以上の介護保険の被保険者に占める要介護又は要支援と認定された者の割合は、50%を超えている。

解答 3・5

1…× 団塊の世代というのは、1947年〜1949年に生まれた世代です。2025年には、この団塊の世代が85歳ではなく、75歳以上の後期高齢者到達となり「2025問題」と言われています。

2…× 65歳以上の者のいる世帯で最も多いのは、「夫婦のみ世帯」です。

3…〇 今後75歳以上世帯数が増加すると見込まれています。ちなみに令和3年で約2500万世帯となっており、全世帯の半数を占めています。超高齢化社会ですね。

4…× 前期高齢者人口は徐々に減少し、後期高齢者は増加しています。

5…〇 85歳以上の被保険者に占める要支援・要介護認定者の割合は60%にのぼります。認定された者の割合は、50%を超えているのですね。

解説は以上です。

 

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【編集後記】一銭にもならない仕事

ケアマネの報酬って全額保険料からになりますよね。

一人の介護支援専門員の取り扱い件数が40未満の場合 

要介護1,2   10,760円/月
要介護3,4,5   13,980円/月

特定事業所加算がつく事業所もありますが、だいたいこのくらい。

収益って限られていて、稼ぐってしごとでもないのですね。

 

実際には、利益にならない案件ってかなりあるのですね。

 

先週から相談に乗らせていただいている方ですが

認知症の方で、周辺症状(BPSD)が強くでている傾向で、

異食、徘徊、失禁、迷惑行為・・・

家族がなんとか支えていたようで。

本当にいままでよく我慢していたなってくらい。

 

相談援助から申請業務

包括に相談

主治医へのアプローチ等

結果、認知症グループホームへ入所。

 

結構な時間も精神的にも使った仕事だけど、

気づくと、この件って一銭にもならないのですね。

 

しかし

管理者はこう言います。

「この業務こそ意味のある仕事…。

介入したことで、ご本人、そして家族が、良い方向へと向かう。

絶望の日々から希望がみえてきたよね」って。

 

ケアマネジメントプロセスは重要なことであり、一つでも行わないと

減算されたり報酬がもらえなくなる可能性もあるから、

漏れがないようにきちんと行う。

 

そんななか、このような相談援助もイレギュラーな依頼もある。

大変そうだね。と言われるしごとだけど

やりがいがあります。

 

一銭にもならないかもしれないけれど

医療と介護にむすびつくことで助かったと思っていただける。

 

人の為に仕事をするって、深い仕事ですね。

AIには代行できない。

 

毎回、勉強をさせてもらっています。

あさひ

 

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10月28日 (土) 20時30分~22時

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