ケアマネ試験
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問題：
居宅介護サービス費等区分支給限度基準額が適用される給付として
次のものは正しいか誤りか答えよ。
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問題：特定福祉用具の購入
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答え：誤り
解説：
◆区分支給限度基準額とは？
介護保険サービスを利用する際に、
その月に使えるサービス費の上限額のことを指します。
利用者のニーズは多様なため、
この限度額の範囲内であれば、複数のサービスを自由に組み合わせて利用できる仕組みとなっています。
そして
対象にならないサービスがいくつかあります。
1:入所・入居系（ロング）
2:オリジナル限度額
3:非代替性（オンリーワン）
4:ケアプラン
この4パターンです。
入所、入居系サービスと、オリジナル限度額を持っているサービスと、
代替性のないサービスは区分支給限度基準額の対象外です。
1:入所、入居系のサービスは全部で7コあります。
介護保険３施設とグループホーム、地域密着型介護老人福祉施設、
地域密着型特定施設、特定施設、この７つです。
次のオリジナル限度額ですが、これは住宅改修費支給限度基準額と
福祉用具購入費支給限度基準額のことになります。
この2つのサービスは、それぞれオリジナルの限度額が用意されて
いるので、区分支給限度基準額は対象外です。
3の非代替性サービス（オンリーワン）ですが、
居宅療養管理指導のことになります。
代替性がありませんので、これは区分支給限度基準額の適用除外と
なっています。
4のケアプランは居宅介護支援と介護予防支援になります。
これはそもそも区分支給限度基準額の中には入っていません。
設問にある「福祉用具購入」は、
独自の限度額が定められているオリジナル限度額のサービスのため、
区分支給限度基準額の対象外となります。
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【編集後記】
新規のご依頼がありました。
お話を伺うと、通院時の送迎と院内付き添いをご希望とのこと。
しかし、この院内付き添いは介護保険のサービスでは対応できません。
とはいえ、
「介護保険ではできません」と一言でお断りするのは、
何だか寂しい気がします。
だからこそ、代替となる選択肢をきちんとご提案し、
ご利用者やご家族に納得してもらえるようにしたいと思います。
地域には、介護保険外の移送サービスや、
ボランティアによる付き添い支援、
自費でのサービスなど、さまざまな資源があります。
そういった選択肢を提示するには、
こちら側もきちんと準備が必要です。
「〇〇の場合には、こんなメリット・デメリットがあります」
と具体的にお伝えすることで、
より良いサービスを一緒に選んでいくことができます。
ケアマネに依頼があったからといって、
すぐに介護保険サービスの利用に結びつけるとは限りません。
まずは丁寧に話を聞き、考えを整理しながら、
ご本人・ご家族に合った方法を一緒に考えていく。
そんな関わり方こそが、
ケアマネとしての本来の姿なのかな…と、最近つくづく感じています。
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