【編集後記】ペット問題
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題 28 検査について適切なものはどれか。 3つ選べ。
- 腹囲が男性85 cm 以上 女性 90cm以上の場合は、メタボリックシンドロームの診断において腹部型の肥満とされる。
- AST (GOT) は、肝臓以外の臓器の疾患でも上昇する。
- ヘモグロビンA1cは、採血時の血糖レベルを評価するのに適している。
- 尿検査は、尿路感染症の診断に有効である。
- CRP (C反応性たんぱく質)は、体内で炎症が起きているときに低下する。
解答【 1.2.4 】
1…〇 メタボリックシンドロームは、腹囲が男性85cm・女性90cm以上で、かつ、血圧・血糖・脂質の3つのうち2つ以上が基準値から外れると、「メタボリックシンドローム」と診断されます。 ちなみにBMIで肥満度を表す指標があります。
2…〇 AST(GOT)は、肝臓以外の臓器の疾患でも上昇します。ASTは、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼという酵素の一種です。肝臓をはじめ、心筋や骨格筋に多く含まれており、心疾患でも上昇します。
3… × ヘモグロビンA1cは、過去1〜2か月程度の血液中の糖分の状態を評価する指標です。血糖値は血液検査をしたその時の血液中の糖分の評価しますが、ヘモグロビンA1cは血液検査をする1〜2か月程度前からの血糖の状態が評価できます。
4… 〇 尿検査は、尿路感染症の診断に有効です。尿路感染症では発熱以外の症状がなく、尿検査をしないと診断できないことも多いため、尿検査がとても重要です。尿検査では、尿の中に白血球や細菌がいるかを確認します。
5… × 「CRP」とは「C反応性蛋白」のことで、細菌感染症などで炎症所見と同時に出現する急性相反応物質のひとつであり、組織の変性や破壊でも出現し、これらが治癒すると血中から消失する。たとえば、細菌やウイルスによる感染症、心筋梗塞や悪性腫瘍や膠原病でも上昇が認められます。
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【編集後記】ペット問題
高齢化が進む中で、高齢者がペットを迎えることが増えています。
訪問すると、こんいちは。とドアが開くと
猫が沢山でてくるお家もあります。
高齢者がペットを迎えることには問題点があり、
安易に飼うことはおすすめしませんが、
高齢者がペットを迎えることは、悪い面ばかりではありません。
動物と触れ合うことの良い点として、アニマルセラピー効果が期待できます。
ただ、自分が世話をできなくなっても、
その子が幸せに暮らせる準備をする必要はあります。
高齢者になると、ペットの世話も大変になり、
自分が家を空けることもできなくなるのですね。
入院、入所も考えにくい状況となるわけです。
こちらの資源として、
ペットのお世話しますよ!という便利屋さんもあります。
こういったサービスは必要となってきますね。
ペットも自分も高齢となった時のことを考えておく
必要もありますね。
あさひ
ケアマネ試験では教えてくれない! 合格予定者向け 実務研修予習講座
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