ケアマネのあさひです。今日のコラム「うるう年から学習」
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問題 介護保険の保険給付について正しいものはどれか。2つ選べ。
1:制度創設後12年間で、年度別給付費の額は第1号被保険者数の伸びと同じ率で増加している。
2:制度創設以降、介護給付の種類は変更されていない。
3:第1号被保険者一人当たり給付費の額には、都道府県によって差が生じている。
4:要介護認定を受けているすべての被保険者は、保険給付を受けている。
5:制度改正により、保険給付から地域支援事業に移行したサービスがある。
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答え:3.5
解説:
介護保険は2000年に始まりました。
定期的に制度を見直し、幾度と法改正を行いました。
これまでの保険給付に関する改正の流れを把握
していきましょう。
1:誤り
2000年当時の年度別給付費の額は3.3兆円でした。
2012年度にはこれが約8.5兆円となっていますので2.5倍、
膨らんだということになります。
一方、2000年当時の第1号被保険者の数は2,242万人、
2012年当時は約3,202万人となっていますので、
1.4倍ほど増加しているということになります。
伸び率は給付増のほうが圧倒的に高いということですね。
2:誤り
制度創設以降、介護給付の種類は変更されています。
介護給付費には
居宅介護サービス費や施設介護サービス費、
地域密着型介護サービス費、居宅介護サービス計画費や
居宅介護住宅改修費、居宅介護福祉用具購入費などがあります。
また制度創設以降新設されている
地域密着型介護サービス費、
高額医療合算介護サービス費、
特定入所者介護サービス費等はありませんでしたので、
種類の変更はあるということになります。
増えたということですね。
3:正しい
一人当たり給付費の額は都道府県によっても違いますし、
もっと細かい単位でみれば市町村によっても違います。
認定を受けているひとの割合や、認定区分の分布、
利用しているサービスの分布などは地域によって様々です。
保険給付の額も保険料の額も地域によって差があります。
4:誤り
要介護認定を受けても、全ての被保険者が
保険給付を受けているわけではありません。
2015年4月時点で認定を受けている者の数は約600万人でしたが、
その中で実際にサービスを利用しているひとの数は約500万人でした。
100万人ほどは認定を受けているだけで、
サービスは受けていないということですね。
5:正しい
地域支援事業に移行することとなり、
2018年に全市町村で完全に移行が完了しています。
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今日のコラム⭐︎うるう年から学習
思考を通じて疑似体験をすることで、
「知識」を疑似的に「経験」と近づけることができます。
日常の会話が経験となります。
これは素晴らしいアウトプットと言えます。
学んだことを他人に話して聞かせることも、
「知識」を「経験」に変える方法の一つです。
聞き手が熱心で、会話が盛り上がったり、
議論になったりすればするほど、
「知識」ではなく「経験」として記憶に残ることになります。
昨日、私は息子と会話しました。
「2月29日って4年に1回しかないんだってね」
「そうだね。うるう年のことね」
「そしたら、16歳になったら4歳だね」
「そこにはうまく法律で決まっているのよ」
「年齢到達日というのがあって、前日の2月28日に年齢があがるの」
「ほら、4月1日生まれの子は1つ上の学年になることって聞いたことない?」
「○○ちゃんだそうだ!!」 「そういうことだね。うまくできているね」
「なるほど~!先生に教えてあげよう」
そんな会話をしました。
このような会話は、他人に話すこと(アウトプット)が、
記憶の定着に効果的だと言われているのは、
繰り返すことによる学習効果と、
実際の体験による「経験記憶」
の強化の両方の意味があります。
是非、身近な方に伝えてみたり、
仕事で同僚やご家族に説明する際にもチャンスがあります。
最高の勉強法ですので、試してみて下さいね。
あさひ
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