【編集後記】あがり症には
**************************
問題 褥瘡について適切なものはどれか。3つ選べ。
1 褥瘡とは,体外からの圧力による皮下の血流障害により,細胞が壊死してしまう状態をいう。
2 半座位や座位では,肩甲骨部には発生しない。
3 発生要因には,病気や加齢による身体組織の耐久性低下がある。
4 同一部位への長時間にわたる圧力を減少させるためには,体圧分散用具を用いるとよい。
5 指定介護老人福祉施設において,褥瘡マネジメント加算は剪定できない。
・
・
・
・
・
・
・
2020-32
答え:1・3・4
1…○ 褥瘡とは、圧迫・摩擦・ずれ・浸軟といった外力により血流が途絶え、細胞や組織に障害(壊死、ただれ、水泡など)を起こした状態をいいます。
2…× 長時間取っている姿勢で褥瘡の出来やすい部位は変わります。
仰臥位→後頭部、肩甲骨部、脊柱部、ヒジ関節部、仙骨部、踵骨部
側臥位→耳介部、肩関節部、胸腹部、大転子部、膝間接外側、足関節外果部
座位→座骨部、尾骨部
半座位や座位では、車いすに座っているときなどは、背部や肩甲骨部に圧がかかりますので、褥瘡発生のリスクはあります。
3…○ 褥瘡発生の要因として、病気や加齢による皮膚の脆弱化もあります。皮膚の弾力性の低下により発生リスクは高まります。
4…○ 同一部位への長時間にわたる圧力を減少させるには、体圧分散用具は有効です。
5…× 指定介護老人福祉施設に置いて、褥瘡マネジメント加算は算定できます。また、介護老人保健施設、介護医療院、地域密着型介護老人福祉施設でも算定可能です。また、2021年度から看護小規模多機能型居宅介護も追加されました。
解説は以上です。
**************************
【あがり症には】
あがり症とは、人前で何かをするときにひどく緊張して心身に症状が出ることを言います。
代表的な症状として、動悸・息苦しさ・声の震え・手足の震え・吐き気・赤面・発汗などです。
そこまで感じなくても
緊張しすぎて、頭の中が真っ白になることはありますよね。
実は、日本人の8~9割以上が人前で緊張すると言われています。
当協会の調査では、96%以上の人が人前で緊張しやすいと答えています。
この結果からも人前であがることは当たり前で
ごく自然なことということが分かっています。
あがり症克服のためには、準備・練習が不可欠です。
しかし、あがり症で悩んでいる人ほど、
準備・練習をしないといった傾向があります。
その理由は、準備や練習をすると本番のことを想像してしまって、
不安で怖くなってしまうからというもの。
練習しなければ、本番で上手くいきようがありません。
治すことはできません。
私は、準備・練習の仕方を確立しました。
ポイントは、いかに不安をなくす準備をするか、いかに本番に近いシチュエーションで練習をするか、です。
必要な準備、練習は必要という事ですね。
あさひ