あさひのケアマネ ブログ

ケアマネ試験合格の道へ

【100人いたら100通りの教え方】ケアマネ試験 排泄について

【編集後記】100人いたら100通りの教え方

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問題  排泄について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 排泄のアセスメントでは、排泄場所がトイレの場合には、居室、廊下、トイレの温度や 明るさを確認する。

2 排泄のアセスメントでは、排便については、 1 週間の回数のみを確認すればよい。

3 強い尿意とともに尿が漏れることを、腹圧性尿失禁という。

4 排泄の介助に伴い、家族は腰痛や睡眠不⾜などの⾝体的影響を受けることがある。

5 ⾷事内容の確認は、排泄のコントロールに必要である。

2021-29
解答:1・4・5

1…〇 トイレのみを確認するのではなく、日常生活において実際に排泄をする際の動線の確認が必要であり居室、廊下の明るさ、温度、障害物の有無といったものの確認します、
2…× 一週間で何回排便したかという、その回数をチェックするだけでは排泄のアセスメントとして不十分といえます。日ごとの排泄頻度や排泄物の形状、状態などの確認も重要になります。また頻度、形状に限らず、失禁の状況や排泄後の後始末、コントロールの方法等、様々にアセスメントすべきことはあります。
3…× 強い尿意とともに尿が漏れる失禁を切迫性尿失禁になります。女性に多いのが特徴です。腹圧性尿失禁は女性に多い失禁であり、お腹に力が入った時に尿が漏れます。

4…〇 排泄に限ったことではありませんが、身体の介助を行う際には、介助者側にも身体の負担が掛かります。適切な知識と技術を学び、十分な経験量を培った介護職員等と違い、家族は不慣れな状況で介助を行います。その分、余計に身体を痛めるリスクが高まります。膝や腰、肩等に痛みを抱える家族も出てきます。また、夜間、深夜の時間帯にも排泄介助が必要なケースがあるため、睡眠不足になるリスクも抱えています。
5…〇 食べたもの、飲んだものによって排泄の状況は変わります。たくさん水分を摂れば排尿の量は増えますし、食物繊維を多く摂ると固形化した便が出るのが一般的です。食事内容の把握は排泄のコントロールの必要になります。

解説は以上です。

 

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【編集後記】100人いたら100通りの教え方

 

新しい職場になり

同じケアマネの仕事でも、

 

きちんと書類を整理され

アセスメント

モニタリング

担当者会議について

とにかく

細かく整理されている事業所なのです。

 

今の管理者さん、

とても教え方がわかりやすく

上手なんです。

 

そして、とても勉強されている。

尊敬しますね。

 

普段生活していると、つい自分基準でものごとを考えてしまいがち。

しかしそれでも教えるときは、

「相手の立場に立つ」ことを心がけなくてはならないのです。

 

自分と相手は違う人であり、

「相手の立場に立って考える」という認識が、

教える際には必要不可欠になるということ。

こういう当たり前のことを忘れ

つい自分本位になってしまうのが教え下手だと。

 

とはいえ私たちはしばしば、

「こんなことぐらいわかるだろう」

「知っているだろう」

「できるだろう」という思い込みをもってしまうもの。

いわば、「自分と同じレベルで相手を見てしまう」。

ある程度、仕事ができるようになり、

教える側に立つと、

 

自分ができなかったころの状態をつい忘れてしまうのです。

 

自分と相手は違います。

しかもその「違い」はさまざまです

。性格、年齢、性別、価値観など、

自分と全く同じ人はいないように、私たちが教える相手はさまざまです。

仮に、教える相手が100人いたとして、

相手の違いに合わせて100通りの教え方をするというのは難しいでしょう。

だからこそ、「自分と相手は違う」と認めたうえで、

「相手の立場に立つ」ことが大切だということ。

違う人間なのだから、

本当の意味で「相手の立場に立つ」のは困難。

ただし、その努力はできるということです。

 

どう考えれば相手に伝わりやすいのか、

 

教えていくなかで「こうした方がもっと伝わるかも」と、

相手の立場に立った目線で

微調整していくことが重要になるのです。

あさひ