【編集後記】特化されたデイサービス
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問題 次の記述のうち,より適切なものはどれか。2つ選ぺ。
1 高齢者の低栄養状態を改善するには,水分を多く摂取することが重要である。
2 介護保険施設では,入所者全員について栄養ケア計画の作成が義務付けられている。
3 栄養マネジメント加算の要件には,栄養に関するスクリ-ニング,アセスメント及びケア計画の作成が含まれる。
4 高齢になっても,味覚は低下しない。
5 認知症の高齢者への食事摂取の促しとしては,声かけ,見守りなども重要である。
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2018-36
解答3・5
1…× 水分摂取は重要ですが、それだけで低栄養状態を改善するには至りません。栄養状態を良くするためには、栄養のある食事を十分量摂取することが重要です。
2…× 入所者全員に対して計画の作成が義務付けられているわけではありません。この計画の作成が栄養マネジメント加算の要件となっているため、組まれるのが通常でありますが制度として義務付けられているわけではありません。
3…○ 栄養マネジメント強化加算は、2021年改正で新設されました。現行の「栄養マネジメント加算」は廃止され、栄養ケア・マネジメントを基本サービスとして行うこととされました。具体的には、運営基準に「入所者の栄養状態の維持及び改善を図り、自立した日常生活を営むことができるよう、各入所者各入所者の状態に応じた栄養管理を計画的に行なわなければならない」と規定されました。栄養マネジメント強化加算の算定要件は、1:管理栄養士を常勤換算方式で入所者数を50で割った数以上配置。(原則)2:多職種が共同して栄養計画を作成し栄養管理を行い、定期的に記録する。また、運営基
準に追記されたことを実施している。3:低栄養状態状態の高リスク入所者に対し、多職種共同で作成した栄養ケア計画に従い、食事の観察(ミールラウンド)を週3回以上行い、栄養状態、食事調整を実施。4:低栄養状態の低リスクの入所者にも食事の変化を把握し、問題発生時は早期対応を行う。5:入所者ごとの情報を厚生労働省に提出し、継続的かつ適切・有効な栄養管理の実施に必要な情報を活用しているという場合に算定できるものです。
4…× 加齢に伴って味を感知する味蕾という細胞が減少するため、味覚は低下するのが一般的です。
5…○ 認知症のかたは、記憶障害、判断力の低下、注意障害、実行機能障害等があるため食事を自分で管理するのは難しくなります。声かけや見守りが大切です。
解説は以上です。
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【編集後記】特化したデイサービス
昨日は茜先生の働く施設で認定の講座を行いました。
その施設とは、地域密着型通所介護なんですね。
見学させていただき、施設長さんともお話ができましてね。
施設長さんもとても、笑顔が素敵な方で人間性が素晴らしかったですよ。
このデイサービスの紹介。
少人数制、短時間の
マッサージや整体に特化した、
めずらしい事業所。
初めて介護保険を使って、
デイサービスへいく事って
なかなか、行きにくいのですよね。
このような通所があることで、
ちょっと弱りつつある利用者さんも
初めてのサービス利用としては
受け入れやすいのではないでしょうか。
近くにこのような施設があったら
紹介したいな~なんて
ケアマネ目線で
考えちゃいましたね。(笑)
遠いのは残念。
やはり、これからは、ちょっと他とは違う
その施設の得意なところ。
地域の需要や利用者の要望に基づいて特化されたデイサービス
を提供されているって、良い資源ですよね。
ケアマネも知りたい情報!!
では認定の講座の話。
この単元は
ケアマネにとっても
とても重要な単元なのですよね。
毎年3問くらい出題されています。
なので、この認定をマスターするのは
とても大きい。
ケアマネ試験って
やたら漢字が多かったり、暗記物が多い。
暗記のコツを手に入れるだけでも
大分ちがいますよね。
やはりリアルだから
伝えられること。
ホワイトボードのよさ。
リアル講座は、やはり楽しいですね。
関わってくださった
生徒さんには
是非受かっていただきたいですね。
伸びしろはこれからですね!!
\\来週はオンラインで認定マスター講座を開催!!//
7月16日 13:00~
あさひ